スマートフォンの水没は夏だけでなく春夏秋冬あらゆる場面でおきます。
この記事でお伝えしたいのは普段からのこまめな「バックアップが大事」だという事です。というのも皆さんが使っているスマートフォンは精密機器です。精密機器というのはスマートフォンはもちろんパソコンやゲーム機など色々なもが含まれます。水といっても、全く汚れなどが含まれていない「純水」であれば故障を防げるかもしれません。ですが普段の私生活の中での水は純水はほとんどありません。 本体の内部にある心臓部分の基板や画面、カメラなどのパーツに水がかかってしまったりすると色々な不具合が起きてしまう可能性があります。
例えば、こちらはメンテナンスでお預かりしたiPhoneXの画像になります。カメラレンズの部分だけを誤って水に落としてしまったそうで「水を取り除いて欲しい」というご依頼でした。 レンズ部分だけ、iPhoneXは耐水性があるから他の所は大丈夫だと思います。と申告頂きお預かりしました。しかし修理前の基本的な動作確認の段階で「FaceIDは使用できません」のエラー表示が1つだけ確認できたのです。カメラレンズ付近だけではなく、中を開けてみるとほぼ全体的に水が侵入していたのが確認できました。 カメラレンズを含めた全体的な清掃が終了し修理後の動作確認では外カメラは水を拭き取った為、外カメラの映りも問題なく動作できました。
しかしFaceIDのエラー表示は消えたものの実際にお客様で解除を試していただくも結局できませんでした。。ホームボタンが無いiPhoneXはFaceIDが使用できないとロックを解除するときは1回1回パスコードを入力する必要が有りとても不便になってしまいます。このように水の侵入は想像している以上に危険な状態にスマートフォンがなってしまいます。 普通に電源が入らなくなってしまう事も全然あります。起動が出来ないと基本的にデータを取り戻すのは難しいです。正規のメーカーさんに修理に出して本体は直っても、データに関しては中々返ってくることはありません。しかし、普段からこまめにバックアップを取ってさえいれば、最悪の事態が起きてしまった時でも大事なデータは取り戻せます。端末が実際に故障してからでないと意識するのは正直難しいかもしれませんが皆様には意識してほしいと思います。
iPhoneであば、iTunesにバックアップを取ることができます。やり方も難しい作業ではありませんので是非やっておきましょう!!