≪水没させたらまずは相談してください≫
今回のご依頼はお電話にて、
『お風呂の中にiPhone7を水没させてしまったが、その後は問題なく電源も入り何か壊れてる様子がない。
しかし、仮に中に水分があった場合はどうすればいいです?またはどんなことが今後起きるのですか?』
という内容でした。
iPhone7には耐水機能と呼ばれる粘着シールが『ガラス板』と『本体フレーム』の間に貼られておりますが、スピーカーの網や落としてしまった時のガラス板とフレームの間から水が浸入することがあります。
実際に分解してみた写真です↓

水没させて2、3秒で救い上げたのにも関わらずこんなにも水が入ってしまってます。
もし、仮に分解せずにこの状態で使い続けると、
通常使用で基板本体が熱を発生させる(通常通りの熱)
↓
水分が蒸発しようとして水分が細かくなる
↓
基板やパーツなどの工具では届かない箇所まで水分が浸入する
↓
そこからサビや不純物による腐食が発生してパーツが壊れたり、電源が一生入らなくなってしまうといった故障
になる事もあり、電源が入らなければデータ引継ぎも出来ないことにもなります。
いままでにたくさんの『水没させてから普通に使えてたが、いきなり電源がつかなくなった』という分解を早めにするという作業が遅れてしまってすべてのデータを手放すことを見てきましたので、まずはどなたからかお電話を借りてご相談下さい。