
よくある質問の中から、「iPhone/iPadがiTunesで復元(初期化)ができない」というお問合せがあるので、対処方法をご紹介いたします。
その前に、まず、iTunesを使った復元(初期化)とはどういったことか、ご説明いたします。
目次
- 【復元】
- ●iPhoneが突然リカバリーモードになりデータが消えても大丈夫な場合
- ※ご注意:iPhoneのバックアップがなくデータが消えては困る場合は実行しないでください
- ●iPhoneが再起動などを繰り返して、操作不能になった場合
- ●iPhoneを人に譲ったり、中古販売をしたりするときのデータ削除する場合
- リカバリーモードのiPhoneからデータを救出する5つの方法!
- ●iPhoneとiTunes(パソコン)の接続が不十分
- ●iTunes(パソコン)とAPPLEのサーバとの接続および確認が不十分
- 【iTunesとiPhone・iPadを接続して復元(初期化)できない時の15の解決方法】
- 01.iTunesを最新のバージョンにする
- 02.iPhoneとiTunesを接続するケーブルを変更する
- 03.iPhoneとiTunesを接続するUSBポートを変更する
- 04.iPhoneと接続するパソコンを変更する
- 05.パソコンのセキュリティソフトを一時停止してみる
- 06.時間をおいて復元を実行してみる
- 07.仮想化ソフトウェアを終了する
- 08・パソコンを再起動してみる
- 09.パソコンがインターネットに接続されているのを確認する
- 10.パソコンのソフトウェアアップデートを確認してみる
- 11.iTunes関連のソフトを削除してもう一度インストールする
- 12.USBポートを最新の状態にする
- 13.パソコンとインターネットの接続方法を変更してみる
- 14.iPhoneをDFUモードに入れてiTunesの復元(初期化)を実行する
- 15.hostsファイルを確認する
- 01.iTunesを最新のバージョンにする
- 02.iPhoneとiTunesを接続するケーブルを変更する
- 03.iPhoneとiTunesを接続するUSBポートを変更する
- 04.iPhoneと接続するパソコンを変更する
- 05.パソコンのセキュリティソフトを一時停止してみる
- 06.時間をおいて復元を実行してみる
- 07.仮想化ソフトウェアを終了する
- 08.パソコンを再起動してみる
- 09.パソコンがインターネットに接続されているのを確認する
- 10.パソコンのソフトウェアアップデートを確認してみる
- 11.iTunes関連のソフトを削除してもう一度インストールする
- 12.USBポートを最新の状態にする
- 13.パソコンとインターネットの接続方法を変更してみる
- 14.iPhoneをDFUモードに入れてiTunesの復元(初期化)を実行する
- 15.hostsファイルを確認する
- 追記.15の解決方法で復元(初期化)ができない場合
【復元】
と表記されているので、誤解されがちですが、今までのデータが元に戻ることではなく、
iPhoneを購入したときに戻すということです。
つまり・・・iPhoneの全てのデータが消えてしまうということです。
では、どんな時にiPhone/iPadでiTunesを使った復元(初期化)をするのか???
事例を紹介しますね。
●iPhoneが突然リカバリーモードになりデータが消えても大丈夫な場合
※ご注意:iPhoneのバックアップがなくデータが消えては困る場合は実行しないでください
●iPhoneが再起動などを繰り返して、操作不能になった場合
●iPhoneを人に譲ったり、中古販売をしたりするときのデータ削除する場合
iPhone/iPadでiTunesを使った復元とは、iPhoneの操作ができなくなった時に購入したときの状態に戻してとりあえず、iPhoneを使えるようにすることを言います。
データが消えてしまっては困る場合は、下記の記事をご確認ください。
リカバリーモードのiPhoneからデータを救出する5つの方法!
操作可能な場合は、iPhone・iPadの下記の操作で全てのデータの消去が可能です。
設定 > 一般 > リセット > すべてのコンテンツと設定を消去
でiTunesを使った復元と同じ効果を得られます。
※ここでご注意:
選択項目の一番上にある「すべての設定をリセット」は初期化ではなく設定をリセットするだけですのでご注意ください。
iPhone・iPadを人に譲ったり、中古販売をする場合は、「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行してください。
iTunesとiPhone・iPadを接続して復元(初期化)できない時の15の解決方法ご紹介する前に、iTunesでiPhoneを復元(初期化)する時はどのようなプロセスを行っているのか図にしてご紹介しますのでご確認ください。
ます最初にiPhone・iPadをパソコンに接続したときは、下記のような流れになります。

APPLEのサーバにiPhone・iPadを正規品だと認識されると復元(初期化)が実行できます。

APPLEのサーバにiPhone・iPadを正規品だと認識されないと復元(初期化)ができません。

上記のプロセスを見るとお分かりになると思いますが、復元(初期化)ができない原因は下記の2つに分かれます。
●iPhoneとiTunes(パソコン)の接続が不十分
●iTunes(パソコン)とAPPLEのサーバとの接続および確認が不十分
上記の2つの問題を解決するために、15個の解決方法をご紹介します。
15個もあればどれかは当てはまると思いますので、ぜひ、お試しください!!
それでは、
【iTunesとiPhone・iPadを接続して復元(初期化)できない時の15の解決方法】
をご紹介します。
01.iTunesを最新のバージョンにする
02.iPhoneとiTunesを接続するケーブルを変更する
03.iPhoneとiTunesを接続するUSBポートを変更する
04.iPhoneと接続するパソコンを変更する
05.パソコンのセキュリティソフトを一時停止してみる
06.時間をおいて復元を実行してみる
07.仮想化ソフトウェアを終了する
08・パソコンを再起動してみる
09.パソコンがインターネットに接続されているのを確認する
10.パソコンのソフトウェアアップデートを確認してみる
11.iTunes関連のソフトを削除してもう一度インストールする
12.USBポートを最新の状態にする
13.パソコンとインターネットの接続方法を変更してみる
14.iPhoneをDFUモードに入れてiTunesの復元(初期化)を実行する
15.hostsファイルを確認する
01.iTunesを最新のバージョンにする
iTunesのバージョンが古いと復元(初期化)がエラーになるケースがあります。
まずは、ご使用中のiTunesのバージョンを最新の状態にしてください。
iTunesのバージョンの確認方法は、
ヘルプ>更新プログラムを確認 でわかります。

02.iPhoneとiTunesを接続するケーブルを変更する
iPhoneのケーブルの不良によって復元(初期化)がエラーになるケースがありがます。
DockケーブルやLightningケーブルを交換してみると認識することがあります。
▼DockケーブルとLightningケーブル


03.iPhoneとiTunesを接続するUSBポートを変更する
DockケーブルやLightningケーブルをパソコンに差し込むUSBポートによってもエラーがでます。
USBポートに差し込む際は、延長ケーブルやUSBハブのように1つのポートを複数に接続できるようなものを使ってない場所に接続するのがベターです。
つまり、パソコンの本体基板になるべく近いポートに差し込むようにしてください。
デスクトップパソコンの場合は、正面のポートよりも、背面のポートの方が良いです。
ノートパソコンの場合は、接続できるポートを全部試してみてください。
04.iPhoneと接続するパソコンを変更する
iPhoneの復元(初期化)ができないエラーの原因にパソコンとの相性もあるようです。
主に以下の2つの相性の可能性があります。
1)パソコンとiPhoneの相性
2)パソコンとiTunesの相性
別のパソコンで実行してみるのもiPhone・iPadがiTunesで復元(初期化)できない時に解決する方法になります。
05.パソコンのセキュリティソフトを一時停止してみる
パソコンのセキュリティーソフトが起動していることによってアップルのサーバと通信をすることができずにiPhoneの復元(初期化)がエラーになるケースがあります。
上の方に図にして掲載してありますが、アップルのサーバに iPhone / iPad / iPod Touchを正規品として認証してもらわないと復元ができません。
セキュリティーソフトがアップルのサーバとの認証を妨げることがありますのでiPhone / iPad / iPod Touchの復元(初期化)がエラーになった時は、セキュリティソフトを一時停止して再度、復元を実行してみてください。
06.時間をおいて復元を実行してみる
アップルのサーバへのアクセスがうまくいかない時があります。
アクセスが集中しているのか、メンテナンス中なのか理由はわかりませんが、時間をおいて再度、iPhone / iPad / iPod Touchの復元(初期化)を実行してみるとできることがあります。
07.仮想化ソフトウェアを終了する
仮想化ソフトウェアとは、パソコン内にサーバ環境などを作ったり、現在使っているOSとは別のOSを動かしたりしている場合に起動しています。
Parallels / VMware / VirtualBox などのソフトがあります。
心当たりのある方は、一度、ソフトを終了してみてからiPhone / iPad / iPod Touchの復元(初期化)を実行してみてください。
08.パソコンを再起動してみる
意外と忘れがちなのが、パソコンの再起動です。
アップデートや設定変更などを実行するとパソコンの再起動をしないと反映されないことがあります。
これは、iPhone / iPad / iPod Touchの復元(初期化)のエラーの場合だけではなく、うまくいかない時は一度パソコンを再起動するのも解決策の一つです。
09.パソコンがインターネットに接続されているのを確認する
パソコンがインターネットに接続されていないと、アップルのサーバと更新することができないのでiPhone / iPad / iPod Touchの復元(初期化)ができません。
そんなことはないと思われがちですが、意外と作業をしてる時にインターネットに繋がってなかったなどのエラーがあります。
iTunesを起動しているとインターネットに接続されていないとエラーメッセージがでると思いますが、念のため確認をしてみてください。
10.パソコンのソフトウェアアップデートを確認してみる
パソコンのOSが最新の状態に保たれていないとiPhone / iPad / iPod Touchの復元(初期化)でエラーがでることがあります。
復元作業を実施する前にパソコンが最新の状態になっているかアップデート情報を確かめてください。
Windowsの場合は、コントロールパネル > Windows Update クリックして確認してみてください。
11.iTunes関連のソフトを削除してもう一度インストールする
iTunes関連のソフトを一度すべて削除して再度インストールするとiPhone / iPad / iPod Touchの復元(初期化)ができるようになる場合があります。
iTunes関連のソフトの削除とは下記の6つのソフトのことを言います。
- ● iTunes
- ● Quick Time
- ● Apple Application Support
- ● Apple Mobile Device Support
- ● Apple Software Update
- ● Bonjour
すべて削除した後に、もう一度、iTunesをインストールすると復元(初期化)が成功することがります。
12.USBポートを最新の状態にする
USBポートが正常に機能していないためiPhone / iPad / iPod Touchの復元(初期化)ができない場合があります。
USBポートの更新方法ですが、下記の手順で実行できます。(Windowsの場合です)
1)コントロールパネルを開く
2)デバイスマネージャーを開く
3)ユニバーサル シリアル バス コントローラー を開く
4)USBをダブルクリックする
5)ドライバータブをクリックする
6)ドライバーの更新をクリックする
以上で最新の状態になると思います。
13.パソコンとインターネットの接続方法を変更してみる
パソコンとインターネットの接続方法によってアップルのサーバとうまく交信ができず、iPhone / iPad / iPod Touchの復元(初期化)ができない場合があります。
下記の方法を試してみてください。
● 無線を使っている場合は有線でつないでみる
● ハブやルーターなどを利用している場合は、直接インターネット回線と接続してみる
14.iPhoneをDFUモードに入れてiTunesの復元(初期化)を実行する
リカバリーモードでうまくいかない場合は、DFUモードに入れて実行してみるとiPhone / iPad / iPod Touchの復元(初期化)ができる場合があります。
DFUモードとは???
DFU モードとは リカバリモードとは異なる特殊なモードのことです。
Device Firmware Upgrade の略で、リカバリモードとの大きな違いは、iBoot (Bootloader) を読み込みません。
と言ってて、なんだか難しくてよくわからない説明になってしまったので簡単に言うと、
「リカバリーモードよりも、iPhone / iPad / iPod Touchの復元(初期化)ができる確率の高いモード」です。
こんな感じで覚えていてもらえれば十分です。
さて、DFUモードへの突入方法をご紹介します。
下記の手順で実行してください。
1)iPhone / iPad / iPod Touchとパソコンを接続する
2)電源を切りたいのですが、この記事を読んでいる方は、電源を切れない状況だと思いますので、強制終了を実行します。
電源ボタンとホームボタンを長押ししてください。
電源が切れたと思ったら、即、ホームボタンの手を放してください。
3)電源が入ったら、電源ボタンを押したままで3秒たってからホームボタンも同時に押します。
4)電源ボタンとホームボタンを10秒ほど同時押ししてから電源ボタンのみ放します。
5)そのまま、画面が暗い状態でパソコンでデバイスを認識しましたというメッセージがでたら、DFUモードに突入です。
ちなみに、DFUモードから元のモードに戻るときは、電源ボタンとホームボタンの同時長押しの強制終了を実施してください。
※iPhone7とiPhone7 Plus以降のiPhoneは、電源が入ってないとホームボタンが反応しないため、ホームボタンの代わりに音量ボタンのマイナスを押します。
したがって、DFUモードに入れる場合は、電源ボタンと音量ボタンのマイナスを同時に押します。
15.hostsファイルを確認する
hostsファイルに gs.apple.com という文字が書き込まれていることによってiPhone / iPad / iPod Touchの復元にエラーが起きるケースがあります。
hostsファイルを書き換える場合は、メモ帳などのソフトのアイコンの上で、右クリックをして管理者権限で実行とします。
管理者権限で実行しないと書き換えても保存ができません。
管理者権限で実行してメモ帳を開いたら、ファイル > 開く から下記のフォルダを開いていきます。
windows\System32\drivers\etc\hosts
※hostsファイルを見つける際は、すべてのファイルを表示としてください。
TEXTファイルでないのでメモ帳だと標準では表示されません。
hostsファイルを開いたら、gs.apple.comと書いてある行を削除してください。
削除をしたら上書き保存をしてください。
その後は、一度、パソコンを再起動してください。
以上で、エラーが消えると思います。
iPhone / iPad / iPod TouchがiTunesで復元(初期化)できない時の15の解決方法をご紹介させていただきました。
やってみてよくわからない方は、直接質問をしてみてください。
どうしてもうまくできない時は、弊社にお持込いただければ代わりに実施できます。
追記.15の解決方法で復元(初期化)ができない場合
上記の15の解決方法で復元(初期化)ができなかった場合、下記の原因が考えられます。
電源ボタン、ホームボタン、音量ボタンなどの物理ボタンが故障していて、DFUモードやリカバリーモードに入れられない。
センサーやバッテリー、基板などのハードの故障によって初期化中にエラーが出る。
この場合は、アップルストアーに行って交換してもらう可能性が高いです。
保証期間や故障状況などによって、有償と無償の対応がありますので、予めご確認をしておいていただくと良いと思います。