iPhone の動作減速問題で、ついにApple側が公式に対応!?

iPhoneのバッテリー状態によって動作が減速する問題で米国時間1月17日、Appleのティム・クックCEOがABCのインタビューに応じ、将来的に修正すると発表しました。現在、アメリカ国内では集団訴訟にまで発展し、海外でも当局により捜査が開始されている本事案。今後どのような展開になるのかを考えるためにも、今回の発表をつぶさに見ていきましょう。

iPhone の動作減速問題とは

iPhone バッテリー画像

そもそもの発端は、 iPhone ユーザーがアメリカのソーシャルニュースサイトに投稿した一本の記事からでした。その内容は、バッテリーが劣化したので交換したところ、端末の動作速度が劇的に改善したというもの。以降、実際の検証結果も発表され、ついにはAppleが公式に機能制限を認めるという事態にまで発展しました。

iPhoneは バッテリー の劣化で本当に性能が落ちるのか? 実際に検証してみた!

2018.01.11

現在ではアメリカ国内でいくつかの集団訴訟が起き、フランスイタリアでも当局による捜査が行われています。その争点は、バッテリーの劣化による機能制限がはたして計画的陳腐化に当たるのかどうかです。

計画的陳腐化とは、製品の寿命を人為的に短縮する仕組みを製造段階で組み込んだり、新製品を市場に投入するにあたって、旧製品が陳腐化するように計画することで、新製品の購買意欲を上げるマーケティング手法のこと。

意図的に機能制限することで買い替え需要を増やし、不当に利益を得ようとする目論見があったのではないか……。今回のインタビューでティム・クック氏はこの疑問にどう答えたのでしょうか。

おもな時系列

2017年12月初旬 アメリカのソーシャルニュースメディア『reddit』にTeckFire氏が記事を投稿
2017年12月18日 ベンチマークソフト『Geekbench』の公式サイトで実際の検証結果を報告
2017年12月20日 Appleが公式にバッテリーの劣化によるiPhoneの機能制限を認める
2017年12月28日 Appleがバッテリー交換の値下げを発表
2018年1月17日 アメリカのABCがAppleのCEO、ティム・クック氏のインタビューを放送

ティム・クック氏のインタビュー

ティム・クックインタビュー画像

ティム・クック氏はABCのインタビューで以下の改善をiOS11のアップデート時に行うと約束しました。

ユーザーが動作減速の有効・無効を選べるほか、バッテリーの劣化状況が分かりやすくなるという。

以前Appleが公式サイトで行ったアナウンスを具体化した発言と言えるでしょう。実現すれば、iPhoneユーザーにとっては選択肢が増えるので悪いことではありません。アップデートのベータ版は2018年2月に公開予定とのことなので、いましばらくお待ち下さい。

「バッテリー問題を意図的に隠していたのではないか?」という疑問については、以下のように答えています。

「ソフトウエアアップデートを行った時、我々はその目的を説明していた。だが多くの人は気にしてなかったと思う。もっと明確にすべきだった」

発言の中にある説明とは、2017年1月23日のiOS 10.2.1アップデート時に関するものです。公式サイトを見ると、確かに以下の一文が記載されていました。

また、iPhone が突然シャットダウンするのを防ぐために、ピーク作業時の電源管理も改善されました。

この文を読んで、「バッテリーが劣化すると、端末の動作速度が遅くなる」と判断できる人がいるとは思えません。ただApple側としては上記の説明で十分と考えていたことは確かです。

今回、ティム・クック氏はユーザーを誤解させてしまったかもしれないと謝罪しました。つまりApple側はあくまで電源管理のためであり、計画的陳腐化の意図はないというスタンスです。事実、動作減速機能の導入については謝罪がなく、今度も引き継がれる予定になっています。

しかしティム・クック氏の発言を額面通りに受け取ってもいいのでしょうか。以前からAppleには新端末を購入させるために旧端末の機能制限を行っているという噂が囁かれてきました。他企業ですが、SONYの製品にまつわるソニータイマーといった都市伝説も存在します。真相はいまだ闇の中ですが、個人的にはApple側に良からぬ意図があったのではないかと疑いたくなる状況です。

今後の展望

今後の展望画像

Appleの真意はわかりませんが、表に出た事実を客観的に判断するとやはり「計画的陳腐化に当たるのではないか」といった疑問は消えません。はたしてアメリカの司法やフランス・イタリアの当局がどのような判断を下すのか、かなり気になるところです。

いままでのAppleは、情報を秘匿することで自社の優位性を保ってきた節があります。この企業体質を考えると、今後もバッテリー問題と同様の事案が発生する可能性は少なからずあるでしょう。

我々は厳しい消費者の目をもってApple製品を監視し、何か問題があればすぐに声を上げなくてはなりません。それこそが一般ユーザーとAppleの唯一無二の付き合い方です。iPhone関連の仕事に携わる人間として、今後の動向に注目していきたいと思います。

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AppleとiPhoneの今後を注意深く見ていきましょう。<br />
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