はたしてこの話が本当なのか、iPhoneユーザーとしてはとても気になるところです。そこでさっそく手持ちのiPhone端末で検証してみました。驚くべき不具合の顛末を皆さんもぜひご覧ください。
-2/20追記
2月20日火曜日早朝 Appleから新OSRelease情報をキャッチ「テルグ語」受信不具合が直っているか検証を行いました。
テルグ語 について
テルグ語 とはそもそもどのような言語なのでしょうか。wikipediaには以下のような説明があります。
テルグ語(テルグご、?????? Telugu)は、ドラヴィダ語族に属する言語で、インド南東部のアーンドラ・プラデーシュ州およびテランガーナ州の公用語である。タミル・ナードゥ州、カルナータカ州などでも話され、ドラヴィダ語族の諸言語のなかでは、約8,000万人ともっとも多数の使用者がいる。
要約すると「インドのある部族が使用している言語で、意外と使っている人が多い」といった感じでしょうか。ただ標準化が進んでいないので、日本人に馴染みがないのも当然と言えます。

不具合を発生させる文字
すべてのテルグ語がiPhoneで不具合の発生させるのではありません。問題なのはある特定のテルグ文字だけです。

上記の画像に書かれた文字が、不具合の原因となります。iPhoneのSMSやFacebookなどでこれを含む文章を受信すると、アプリがクラッシュするとのことです。
iPhoneでの検証
さて本当にこの話が本当なのか、じっさいに検証してみましょう。利用した端末のスペックは以下の通りです。
- 端末名 : iPhone6
- iOS : 11.2.2
アプリに関しては、すでに検証されているSMSやFacebookでは面白くないのでLINEを使ってみました。日本人にとってもこちらのほうが関心が高いと思います。
まず相手方に問題のテルグ文字が入ったメッセージを送ってもらいましょう。

iPhoneでLINEを確認すると受信の音は鳴ったのにメッセージが届いておらず、まったく操作できない状態に。

しばらく待つと、アプリ自体が落ちてしまいます。いったんこのような状態になってしまったら、LINEアプリは二度と正常に起動しません。
ちなみにアプリの停止中に手動で再起動すると、ループに入ってOS自体が立ち上がらなくなる可能性があります。挙動がおかしいと思ったら、必ずしばらく放置するようにしましょう。
iOS11.2.6以前のiOSの場合不具合がまだ発生します!
この不具合を利用して特定の人に嫌がらせを行うことも可能ですが、場合によっては法に抵触する恐れもありますので絶対に悪用しないでください。もし本記事を参考にトラブルを発生させたとしても、スマホステーションは一切責任を負いません。
iOS11.2.6のiPhoneで最検証「テルグ語」のiPhone不具合は直ったか?
2/20朝リリースされたiOS11.2.6で不具合対策された?とのリリース情報なので本当に直ったか、再検証してみました。

利用した端末のスペックとiOSは以下の通りです。
- 端末名 : iPhone6s
- iOS : 11.2.6
アプリに関しては、前回と同じアプリのLINEを使って再検証!どうなるでしょうか!?
今日は相方が居ないので、一人で私物のAndroid端末(XperiaZ5)からに問題のテルグ文字が入ったメッセージを再度iPhoneのLINEに調子にのって5回に発射。

iPhoneでLINEを確認すると、前回とは違い”通知がちゃんと出ている”ピコーンと鳴りました、未読も5表示

iPhoneのLINEを起動してみると、前回とは違い正常に難無く起動

無事直っている事が確認出来ました、Appleは11.3シリーズて対応予定を早めたようですね。
みなさんも直ぐに、iOS11.2.6にアップデートしてください。
参考資料:Apple公式iOS11リリース情報一覧
アプリの修正方法
この不具合を修正するには、アプリの再インストールが必要となります。LINEならいったん削除したのちにまたインストールし直してください。
iOSを11.2.6以降にアップデートするとこによりLINEも正常になる事が検証により確認出来ております、iOSが11.2.6以前のヴァージョンの場合には、アップデートしてください。

このさいアカウント情報やトーク履歴を失わないためには、あらかじめ事前にアカウントのアドレス登録やトーク履歴のバックアップをしておくと安心です(「新規登録」でもアカウントデータが残っている可能性は高いですが、いちおう念のため)。
ちなみに再インストール後にテルグ文字が入った会話を開くと再度アプリがクラッシュする羽目に。もし安全にLINEを使いたい場合は、問題の友だちをいったん削除することをオススメします。
アプリの停止中に手動で再起動したせいで端末自体が動かなくなった場合は、「DFUモード」でiTunesのバックアップから復元するしかありません。つまりこちらもあらかじめPC上にiPhoneの端末データを保存していなければならないのです。
面倒くさいですが、こまめにバックアップをしておくと、いざというときに助かるのは事実。皆さんも定期的にデータの外部保存を行うようにしましょう。
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補足情報
この不具合はすでにiOS11.3のベータ版で解決されているとのことです。開発者用なので一般公開はまだですが、まずは一安心ですね。

正式版は今春公開予定とのことですが、本事案をきっかけにリリースが早まる可能性もあります。Apple社の迅速な対応を皆さんも期待しましょう。
またじっさいの検証模様を動画化しましたので、こちらのほうもぜひご覧ください。