スマホのチェック項目
スマホは機種ごとにそこまで大きな違いがあるわけではありません。基本的に同じ設計に基づいて同じようなパーツを組み入れ、共通のOSをインストールしています。そのため使用できるアプリや利用できる機能は、どれも似通ってしまうのです。
とはいえパーツの中にも性能の良し悪しがないわけではありません。高品質な装置を導入すれば動作が安定し、そのぶん値段も高価になるのは当たり前。スマホの機種を比較するうえで、この各パーツにどのようなものを活用しているかはとても重要になります。
以下にスマホの端末におけるおもなチェック項目を列挙してみましたので確認してください。
- SoC(CPU)
- スマホのコアとなる装置で、基本的な性能を測る上でもっとも重要となる
- RAM
- PCのメモリに相当する部分で、多ければ多いほど動作がもたつかなくなる
- カメラの画素数
- 画素数の違いによって、撮影した画像の鮮明さが異なる
- OSのバージョン
- 基本的に最新のバージョンであればあるほどセキュリティの問題が解決されている
- おサイフケータイ機能
- 機種によっては実装されていないものがある
この中でスマホの基本的な動作に影響を及ぼすのはSoCとRAMになります。とくに負荷のかかるゲームをプレイするさいには、この2つの性能が大きく関わることに。自分の使用目的に応じて、適切なSoCやRAMを実装した端末を選びましょう。
その他にはOSのバージョンも無視できません。基本的に最新のものほどよりセキュアになっており、古いバージョンなら若干の注意が必要です。とはいえメーカーによっては頻繁にアップデートを実施しているケースもあります。バージョンが低いからといって一概にダメとは言えないので注意しましょう。
フローチャート
実際にスマホの機種を見ていく前に、まずは自分の使用目的や予算を考えていきましょう。以下のフローチャートから適切な選択肢を選んでください。
- 予算が十分にある
- 予算があまりない
オススメ 機種一覧
スマホステーションが独自に選出したオススメ機種をご紹介します。この中から気に入った端末を探し出してみてください。
ハイスペック機種をできるだけ安く購入したい
ZenFone 4 Pro
ASUSの『ZenFone 4 Pro』はZenFoneシリーズのハイエンドモデルで、かなりの高性能を誇る端末です。とくにSoCには『Snapdragon 835』という現行最高峰のものを搭載しており、高速な処理と発熱問題の解消を実現。RAMも6GBとかなり多めなので、動作がもたつくといったケースもまずないでしょう。
値段は安くても約75,000円弱はしますが、性能を考えれば十分にお釣りがくるはず。予算が十分でかつハイスペックの機種をお望みの方は、この端末が最適です。
ミドルスペック機種をできるだけ安く購入したい
HUAWEI P10
Huaweiの『P10』は、SoCに独自開発の『Kirin 960』を搭載。Snapdragonシリーズに比べると性能は多少落ちますが、通常用途であればとくに問題なく使えるはずです。ただし負荷のかかる3Dゲームをプレイするさいにはじゃっかんカクつく恐れがありますので、ご注意ください。
値段は約56,000円弱なのでかなり安く抑えられます。コスパを重視する方は、この端末でしょう。
ゲームを最高の環境でプレイしたい
Razer Phone
金に糸目をつけずに快適にでスマホゲーをプレイしたいのなら、Razerの『Razer Phone』一択です。SoCに『Snapdragon 835』を、RAMに8GBのものを搭載。さらに液晶のリフレッシュレートが120Hzなので、どんな3Dゲームでもヌルヌル動くこと請け合いです。
他にもサウンドにこだわりを見せたり、バッテリー容量も十分だったりと、まさにゲームをプレイする環境としてはうってつけ。通常価格が約100,000円ほどとかなりの高価格ですが、最高の環境でスマホゲーを遊びたい人にはかなりオススメです。
スマホカメラでキレイな写真を撮りたい
OPPO R11s
満を持して日本市場に参入したOPPOの『R11s』は、“カメラフォン”の異名をとる撮影特化型スマホとなっています。画素数が前面・背面ともに2000万画素であるうえに、デュアルカメラを利用することで従来のスマホカメラにはない機能をいろいろと実現。照明の度合いによってカメラを切り替えたり、まるで一眼レフのような味わいを表現できたりと、写真にこだわりたい人には最高のスマホとなっています。
気になる値段も約62,500円ほどと、決して安くはないですがが高すぎるというほどでもありません。まさに一芸に特化した、ユニークなスマホと言えるでしょう。
そこそこ安くてそこそこ使える機種を探したい
HUAWEI P10 lite
Huaweiの『P10 lite』は、ミドルスペックのスマホとしてはなかなかのコストパフォーマンスを誇ります。SoCは『Kirin 658』と一世代前のものを使用し、RAMも3GBとそこまで多くありませんが、そこまで高負荷な処理を求めないならこれで十分。ある程度のスマホゲーも十分に遊べるうえに、通話や動画の閲覧などもとくに問題はありません。
値段は最安で約22,000円ほどですので、なかなかの格安と言えます。できるだけ出費を抑えたい方には間違いなくオススメできる機種です。
徹底的に値段を安くしたい
BLU GRAND X LTE
スマホなんて動けばいいという人には、BLUというメーカーの『GRAND X LTE』をオススメします。端末のスペックは正直取り上げるほどのものはなく、必要最低限しか備えていません。通話やメール、ちょっとしたインターネットの利用くらいが関の山でしょう。
ただし値段は10,000円を切るという驚きの安さを実現。徹底的に節約したいという向きにはまさにうってつけです。
安くてもセキュリティのしっかりした機種を使いたい
Moto G5s
アメリカのスマホメーカー・MOTOROLAの格安スマホ『Moto G5s』は、セキュリティに気を使うのなら選択肢に入る端末です。純正のAndroid OSを利用しているためとても使いやすく、最新版の『Android 8.0』へバージョンアップもすでに予定済み。セキュリティ対策のアップデートもそこそこあるので、SIM
フリー端末の中ではまだセキュリティがマシと言えます。
お世辞にも端末スペックがいいとは言えませんが、値段は約25,000円ほどなので許容範囲でしょう。安く抑えつつセキュリティにも気を配りたいという人にはアリな機種です。
格安スマホでおサイフケータイを利用したい
AQUOS sense lite SH-M05
シャープの『AQUOS sense lite SH-M05』は国産のSIMフリー機として一定の人気を誇る機種です。そのウリはやはりおサイフケータイ機能をを搭載しているという点で、海外製がほとんどの格安スマホの中ではかなり目立つ特色と言えるでしょう。端末スペックもそこそこなので、とくに負荷のかかる処理さえしなければ問題なく使いこなせます。
値段は約28,000円ほどからとなかなかのお手頃価格。おサイフケータイをぜひ使いたいというのなら、この機種はオススメです。