Google Japanのアナウンス
Googleの日本法人であるGoogle Japanは5月24日に発表会を開催し、その席で『 Google Pay 』の機能拡充をアナウンスしました。具体的な追加ポイントは以下の2点です。
- SuicaとWAONでの支払いに対応
- 『Google Pay』に対応したオンラインサービスで簡単に決済可能に
Suicaは全国で約4,900以上の駅や約480,000ほどのお店で利用可能で、WAONはイオン系列の約39,000店で買い物とポイント管理に使用できます。『Google Pay』の今後を占う意味でも、これだけ利用範囲が拡大したのはかなり大きいと言えるでしょう。
『Google Pay』での支払いに対応したオンラインサービスは、いまのところタクシー配送サービスの『全国タクシー』や格安航空の『バニラエア』がメインです。その他にも『SPACEMARKET』『日本美食』『minne』といったWebサイトやアプリにも対応しており、今後も続々と追加されることが予想されます。
以下、それぞれの機能を具体的に見ていきましょう。
追加機能の詳細
SuicaとWAONへの対応
『Google Pay』での支払いに加え、Googleアカウントに登録してあるクレジットカードから各種サービスの電子マネーにチャージもできます。いままでの『モバイルSuica』では、年会費(1,030円)を収めていないとクレジットカードによる入金を使えませんでした。一方『Google Pay』でSuicaを新規登録すると、余計な年会費を払わずとも上記の機能を利用できるようになります。この点はかなり大きなメリットと言えるでしょう。
他にも『Google Pay』アプリ上から残高や運賃・購入履歴、ポイントなどの閲覧管理が可能となります。複数のサービスを一括で運用できるようになるので、利便性は間違いなく向上するはず。さまざまなポイントサービスを活用している人にはオススメです。
各種オンラインサービスへの対応
『Google Pay』に対応しているWebサービスやアプリでは、
と書かれたボタンをタップしてオンライン決済できるようになります。Webで決済を行うさい特有の面倒くささは一切不要となるため、利便性はかなり向上したと言えるはずです。ただしGoogleアカウントにクレジットカードを登録する必要があるのでご注意を。ちなみにこちらのサービスはおサイフケータイ非対応のAndroid端末でも利用可能です。オンライン決済ではべつに読み取り機にかざす必要がないので当然といえば当然ですが、SIMフリー機を使っている向きには朗報と言えます。
Google Pay の今後の対応状況
いままで登録できなかったJCB・ジャックス・Kyashなどのクレジットカードも、2018年夏以降を目処に対応していく予定となっています。さらには『QUICPay』という決済システムとも連携し、本サービスの加盟店であれば『Google Pay』での支払いも将来的に実現できるとのこと。実装されたあかつきには利用可能店舗が飛躍的に増大するはずなので、期待してお待ちください。
ちなみに『Google Pay』の認知度を向上させるための「Google Pay “サイフクリーム” ショップ」をオープンするという発表もありました。場所は新宿で期間は6月中旬から一週間となっており、店頭でのイベントに参加された方は特製のアイスクリームならぬ “サイフクリーム” を貰えるのだとか。興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。詳しくはこちらをご参考に。