アメリカの 中国 に対する経済制裁が進むと中華スマホはどうなるのか

アメリカと 中国 は現在、貿易戦争を繰り広げており、その負の側面が各所に波及しています。とくにスマホはやり玉に挙げられる機会も多く、とあるメーカーは禁輸措置を受けるなんて事態にまで発展。このまま進んでいくと、我々消費者が端末価格の高騰という形で影響を受ける恐れも現実味を帯びてきました。そこで今回は、今後の状況も踏まえた上で中華スマホが進んでいくであろう道を考えていきたいと思います。

アメリカ と 中国 の駆け引きとスマホ産業

すべてのきっかけはアメリカの知的財産権に対する 中国 の侵害行為でした。海の向こうでやりたい放題の状況を危惧したアメリカ(というよりもトランプ大統領)は、対抗手段として中国からの輸入品に関税をかけると発表。これに反発して中国側も対抗措置としての関税を設定し、さらにアメリカも追加で品目を増やしたり……。と互いに強硬的な姿勢を崩さず、今後もさらなる悪化が見込まれているという状況です。

ただしスマホは現在のところ関税の対象から除外されており、将来的にも含まれる予定はありません。ではこの米中貿易戦争にまったくの無関係かというとじつはそういうわけでもなく、意外なところで争いが繰り広げられています。中華スマホでお馴染みのZTEが2018年4月になんとアメリカ政府から禁輸措置を受け、突然の経営危機に陥ってしまったのです。

アメリカ VS 中国 画像

ZTEに対する経済制裁とその解除

ZTEが受けた禁輸措置というのは、アメリカで製造された部品について7年間、直接及び第三国経由で輸入できなるくなるというもの。これによりSnapdragonシリーズで有名なクアルコム社やメモリ関係でお馴染みのサンディスク社などの製品を使ってスマホを製造できなくなってしまいました。当然、ZTEの操業は立ち行かなくなり、2018年5月には公式に主要な営業活動の継続は不可能であると発表。事実上の事業停止に追い込まれてしまったのです。

この禁輸措置に関しては13億ドルもの罰金や経営陣の一新を条件に2018年7月、無事解除されました。ただし数ヶ月間の事業停止で生じた30億ドル超とも言われる損失を考えると、ひと呼吸ついている暇はありません。2018年初頭にアメリカの政府系機関からHuaweiとZTEの製品が締め出された件と合わせて、安心している暇はありません。今後の巻き返しはかなり苦しいと言わざるを得ない状況でしょう。

ちなみに禁輸措置を受けた直接の理由は、イランや北朝鮮へのアメリカ製品横流しが発覚したさいに結んだ司法取引を遵守していないことにありました。ただ最終的に輸出停止にまで発展した遠因として、昨今の米中関係の悪化が影響を及ぼしているのはまず間違いないでしょう。関税対象からはうまくすり抜けられたスマホですが、やはりアメリカと中国という超大国の争いからは逃れられないのが実情なのです。

ZTE経済制裁画像

中華スマホに使われているパーツの供給元

禁輸措置によって一時的に事業停止にまで追い込まれてしまったZTEですが、ではいったいどれだけアメリカからの輸入に頼っていたのでしょうか。通信関連の分析に定評のあるABIリサーチ社によると、日本でも2画面スマホで話題の『AXON M』には液晶ガラスや60%もの電子部品にアメリカ製のパーツが組み込まれていたとのことです。

ZTEグラフ画像

画像を見てみると、その他40%の内訳にしてもほぼ日本や韓国、ヨーロッパの企業の製品となっています。純粋に中国国内のサプライヤーから供給を受けているパーツは、多く見積もっても10%に満たないのです。これはあくまでZTEの一端末における割合にすぎませんが、だいたいの中華スマホで同じような状況なのは想像に難くありません。このままアメリカとの関係が悪くなり、その同盟国である日本や韓国なども経済制裁に追随するような事態に陥れば……。おそらく中華スマホのメーカーのうち、資本力のあるところ以外は駆逐されてしまう可能性が高いと言えます。

とはいえ世界中が中国に経済に依存している現状を考えると、そのような事態はまず起きないでしょう。しかしアメリカの中国に対する強硬姿勢が今後も続くのは間違いなく、事態がいま以上に悪化しないともかぎりません。少なくとも現時点でスマホのパーツに関する問題について、何らかの対抗策を打ち出しておく必要性はありそうです。

スマホパーツ画像

将来的な中華スマホ

現時点でもいざというときのために対策を講じている企業がないわけではありません。日本でもお馴染みのファーウェイ社では、グーグル社の提供する各種サービスが利用できなくなった場合に備えて、独自のOSを開発しています(ただしいまのところAndroidからの変更を考えているわけではなく、あくまで保険とのこと)。CPUに関しても系列の半導体メーカであるハイシリコン社製のKirinシリーズを搭載しており、現状クアルコム社に頼らなくてもとくに問題はありません。

このように中華スマホのなかでも勝ち組と言われるメーカーは、比較的アメリカの製品に依存しないモノづくりを志向しています。2019年には中国国内で3つの半導体メーカーがメモリの製造に乗り出すという話もあり、OSやCPU以外でも国内の生産でまかなえる可能性も出てきました。このままいけば、オール中国製品で組み上げられた中華スマホが誕生するのも案外遠い未来の話ではないのかもしれません。ただそうなると品質的にどうなんだというツッコミはありそうですが。

中国全土画像

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