モデル名
新型モデルとウワサされている iPhone は3種類あります。うち2つは高性能な有機EL(OLED)を液晶に採用した上位モデル、残り1つは通常の液晶であるLCDを採用した下位モデルです。前者は『iPhone X』の後継機、後者は『iPhone 8』の後継機と言えます。

具体的な名称に関してもいくつかウワサが出回っています。上位モデルはそれぞれ『iPhone Xs』『iPhone Xs Max』、下位モデルは『iPhone 9』になる公算が高いといままで言われてきました。ただし『iPhone 9』のほうは『iPhone Xr』が正式なモデル名という情報も流れており、どちらになるかはいまだに確定していません。
ちなみに当初からリリースが有力視されていた『iPhone SE』の後継機は、残念ながら今回、発売を見送られとのことです。iPhoneにしては手に取りやすい価格帯のSIMフリー端末としてかなり注目を集めていただけに、残念ですね。
サイズ
『iPhone Xs』は5.8インチ、『iPhone Xs Max』は6.5インチ、『iPhone Xr(iPhone 9)』は6.1インチになる見込みです。それぞれ『iPhone X』、『iPhone 8』よりも大型化するので、小型サイズのほうがいいという人は気を付けてださい。

機能
新型iPhoneでは全機種で「A12」と呼ばれるプロセッサ(CPU)が搭載される予定です。海外メディアのベンチマーク測定によると、『iPhone X』で採用されている「A11」よりもシングルコアで約10%、マルチコアで約5%ほど性能が向上しているとのこと。スペックを気にする向きにはうれしい情報です。

RAM(メモリ)も下位モデルでは3GB、上位モデルでは4GBとウワサされており、『iPhone 8』や『iPhone X』より1GBぶん多い計算になります。これは「Face ID(顔認証)」やカメラの高性能化に対応するためとも言われていますが、正確なところはまだわかっていません。
カラーバリエーション
下位モデルの『iPhone Xr(iPhone 9)』では、モックアップ(見本)の画像が流出しています。端末のカラーバリエーションは、レッド・ホワイト・ブルーの3種類。ただしこちらの画像は、ケースメーカーの試作品ともウワサされているので、確実にこの色でリリースされるかは確定していません。

ちなみにアナリストの見解では、下位モデルは『iPhone 5c』のような立ち位置となることから、グレー・ホワイト・ブルー・レッド・オレンジの5色展開が予想されています。こちらも正確な情報は新作発表会を待つしかありませんが、色に拘りたい人には朗報と言えるのではないでしょうか。
値段
消費者が一番気になるのはやはり端末価格でしょう。いまのところ下位モデルの『iPhone Xr(iPhone 9)』では約78,000円~約95,000円、上位モデルの『iPhone Xs』では約90,000円~約124,000円、『iPhone Xs Max』では約113,000円~約147,000円と予想されています(価格の幅は容量の違いによるもの)。
『iPhone X』の後継機である『iPhone Xs』が最安で10万円以下なのはかなりオトクと言えます。とはいえ価格情報はウワサのなかでもとくに信頼できないので、過度に期待するのは危険です。あくまでも話半分で受け止めておいてください。