夏本番。海での水没故障にはお気を付けください。前編

夏本番になり海水浴などで海に行かれる方も多いと思います。

そんなときに気を付けていただきたいのは海での水没故障です。

今回は水没故障について書かせていただきます。

スマートフォンの防水は真水に濡れたとき

まずは、スマートフォンのいう防水とは海水や飲料などのことではありません。

基本的には真水に濡れるという前提で搭載しています。

IPとは侵入に対する保護

スマートフォンの防水性能の記載には「IP〇〇」というような表記で記載されています。

IP〇〇の最初の数字を防塵の性能、あとのほうの数字を防水の性能として示しています。

「IP67」でしたら防塵機能を6防水性能を7。

「IPX8」でしたら防塵機能はついていないけれど防水性能は8ということを意味しています。

IPに続く文字が大きいものほど防水防塵のレベルが高いということです。

ちなみにIPとは「Ingress protection」(侵入に対する保護)という意味なんですよ。

スマートフォンの防水機能とは

さきほど、スマートフォンの防水とは真水を前提として搭載されていると書かせていただきました。

ではその他のところではどうなるのか確認していきます。

海水やプール

海水やプールには水のなかに塩分や塩素が含まれています。

特に海水に含まれている塩分は、真水と比較すると電気を通しやすくスマートフォンの内部でショートしたり、基板を損傷させる恐れがあるものです。

また、濡れた部分が乾燥したとしても塩分が付着したところがさびてしまうこともあります。

お風呂

お風呂での水没は以前書かせていただきましたので簡単に書かせていただきますね。

蒸気や外と中での温度差の結露のお話はさせていただきました。

その他にも実は気を付けていただきたいこととして、「石鹸水」です。

真水と比較して表面張力などがあり、スマートフォンの内部に入り込みやすくなっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

そもそも、水が苦手な精密機器のスマートフォンですので水濡れには気を付けていただかないといけません。

そして、より気を付けていただかないといけないのは海水やプールです。

塩分や塩素などの不純物のせいで水没復旧も時間との勝負です。

もし、水没してしまったときには急いで修理にもってきていただきますようによろしくおねがいします。

せっかくの楽しい夏をスマートフォンが壊れてしまって、だいなし!なんてならないためにも水辺でのスマートフォンの利用は気を付けてくださいね。

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