スマートフォンのウイルスの歴史をご紹介します。前編
今回はスマートフォンのウイルスについてご紹介していければをと思います。
マルウェア被害ときくとパソコンを思い浮かべる人が多いのではないかと思います。
しかし、スマートフォンにもマルウェア被害ということが存在し、常に進化してきています。
今回はスマートフォンを攻撃してくるマルウェアの歴史について解説していきます。
マルウェアの歴史
〇キャビア(2004年)
モバイル向けマルウェアとして最初に発売されたのは「キャビア」です。
こちらは2004年に出現したマルウェアです。
標的としているOSはSymbian OSで、Bluetooth経由で拡散されました。
実験段階として送り出されたのですが、すぐにより凶悪に改造されました。
〇コム・ウォーリア(2005年)
こちらもBluetoothを経由しています。
感染したMMSのメッセージをスマートフォンのアドレス帳に乗っている連絡先に送り付けるのです。
こちらはメッセージをあけることでスマートフォンにウイルスをインストールするようになっています。
メールを受け取った人には電話帳の人から送られてきたと思い、開けてしまうのです。
メール以外にもBluetoothでも感染するのです。
〇レッド・ブラウザー(2006年)
こちらは複数のプラットフォームに感染させることができる初めてのトロイの木馬なんです。
こちらは「Java2マイクロエディション」をサポートしているデバイス上で作動して、自分がWAP用のブラウザであると主張するようなメッセージを送ります。
こちらを用いたら、ユーザーはWAPのページのコンテンツを無料のSMSを経由して閲覧できるというものなのです。
しかし、実際にはSMSメッセージをプレミアムレートの海外番号に向けて送ることで、その結果、ユーザーが金銭的な損失を被ってしまうというわけです。
機密の個人情報
スマートフォンには様々な個人情報がはいっています。
名前、生年月日、住所、スマートフォンでの購入でクレジットカードを登録しているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん、写真やSNSなどもありますので、より危険性はあがっているのではないしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
たくさん、まだまだありますので他のものは次回にご紹介させていただきますね。
マルウェアの被害と聞くと、パソコンのウイルスを連想されるかたが多いのではないでしょうか。
今回、ご紹介させていただいたように決してパソコンだけの問題ではないことをお伝えしたかったのです。
スマートフォンやパソコンのアップデートというのはセキュリティー面でのアップデートであることもあります。
アップデートがあった場合は早めにアップデートを行ってくださいね。