スマートフォン修理をやっていて「データって消えたりしませんか?」と聞かれることが多々あります
なぜ消えないの?という疑問を持たれる方もいらっしゃいます
確かに「PC」等では、データ入力作業中に電源が落ちてしまったら
入力していたデータは消えてしまうことがあります
しかし、入力していたデータが消えてしまっても「OS」と呼ばれる「Windows」や「macOS」が消えてしまうなんてこと、よっぽどのことがない限りありません
スマートフォンも電源を切るたびに「android」とか「iOSOS」が消えてしまったら使いものにならないですよね
スマートフォン修理では、まず本体で電源を電源を切ります
画面が映らない場合でも、それぞれの端末に合わせて強制的に本体で電源を切る方法を使います
画面を開けた時も、基本的にはバッテリーのコネクターから外していきます
そうすることで画面パネルのコネクターを外す時や、接続する時に突発的な電気が走らないようにして故障を防ぎます
本体で電源を切っても「OS」は消えないし、アドレスとか写真データが消えることはありませんよね
さらに、修理時に突発的な電気が走らないようにバッテリーのコネクターから外していくので
データが消える要因がありません
そういう理由からデータが消えないのです。
データが消えてしまうと考える理由として「メーカー修理」があります
「Apple」も他の「androidメーカー」も修理の場合「データ削除」が必須です、とても残念な話ですね
話がそれましたが、今回は「Huawei P20 lite」のバッテリー交換です
裏側のパネルを開いてバッテリー交換するタイプの端末ですが、裏側パネルに指紋センサーがついているので、ケーブルを切らないように慎重に開いていきます
セオリー通りにバッテリーのコネクターから外していきます
指紋センサーのコネクターを外すと、パネルを分離できます
あとは、バッテリーの上を通る2本のフラットケーブルのコネクターを外していけばバッテリーを外せます
バッテリーは粘着テープで固定されていますので、バッテリーを傷つけないよう慎重に外します
新しいバッテリーを粘着テープで固定して、ケーブルを元に戻していきます
指紋センサーのコネクターも忘れないように接続します
きちんと動作しました、iPhoneと違いバッテリー状態を設定から確認することはできませんので
チェックアプリを入れて動作確認していきます
これで一安心ですが、パネルが粘着テープで固定されている端末の場合
一昼夜、端末をクランプして粘着が剥がれないようにしていく必要があります
実際のところ、忙しい現代人のスマトフォンを一昼夜預かってクランプで固定しておくのは無理がありますので、時間の許す「できるだけ長い時間」店舗でクランプしておき
お客さまが持ち帰ったあと、使わない時間で重たい本の間に挟んでもらうようにお願いしています
現代人にとって必要不可欠な「スマートフォン」を預かり修理していくので
修理が終わった端末は、できるだけ丁寧に清掃し
新型コロナ感染対策としてアルコール消毒を施します