iPhoneの充電ができない！？よくある原因と対処法をザックリご紹介します！
突然、何もしてないのに充電ができなくなった！
過去にご来店いただいたお客様の中には、このような症状で悩まれていた方も多くいらっしゃいます。
様々な原因を見てきましたが、その中にはお客様自身で解決できそうなものもいくつかありました。
①充電口内に異物が詰まっている
意外とある原因の一つです。
充電ケーブルを挿しても奥まで入らない、押し返される感じがある
こんな場合は、実は奥に異物が詰まっているのかもしれません。
ちなみに、異物というのは埃や塵などが凝固した物体であることがほとんどです。
ただ、工事現場などによく出入りする方のスマホには、砂利や極小のセメント破片などが詰まっていたことも。
充電口は結構深めに作られているため、覗き込んでも自分の影で奥までよく見えないことも多い箇所です。
ポケットに入れているだけでも異物が入ってしまうリスクがあるので、注意が必要ですね。
②ケーブル/ACアダプタ側に不具合がある
これも結構ある原因です。
自分で持っているコードでは充電できないけど、お店や他の人から借りた時は何故かできる、そんな時はこれが原因の可能性が高いです。
ただ、この場合はケーブルかACアダプタ、どちらに不具合が出ているかを見極める必要があります。
家電量販店などにケーブル/ACアダプタを持ち込めば故障しているか確認してくれるところもあるようなので、お店の負担にならない程度に頼ってみるのも一手段です。
ACアダプタとは？
お使いの機器にもよりますが、ケーブルはコンセントに直接挿さらない構造のものが多いと思います。
そのようなケーブルをコンセントに繋げるための変換器が”ACアダプタ”と呼ばれる機械です。
これはAppleさん純正
特に大きな役割としては、家庭用コンセントから取れる交流電流を、スマホなどの電子機器が扱える直流電流に変換するというものがあります。
また、機器によって適切な電圧が定まっているため、それに合わせた低電圧に調整する機能なども備えています。
詰まるところ、「コンセントからスマホに電気を送るのに必要不可欠な機器」ということですね。
③タコ足配線/電源供給元に原因がある
「外では充電できるけど、自宅だとうまく充電できない」「ケーブルやACアダプタに不具合はなさそう」
こんな場合は、ACアダプタを挿したコンセント側に問題があるかもしれません。
実際、タコ足配線などの場合は「電源スイッチがOFFになっていた」場合や、経年劣化で配線自体が壊れていることなどもしばしばあります。
特定の場所で充電ができない場合は、その場所の配線設備を見直してみるのが良いと思います。
④充電口パーツが破損している
これが該当する場合は修理が必要となります。
破損が起こる原因は多岐にわたりますが、特に多いのは”経年劣化”と”衝撃による破損”です。
充電口は高頻度で使用する箇所であるため、他のパーツを比較すると劣化が早い部分。
そのような事情もあり、最近の機種では”ワイヤレス充電”という、充電口を使用しなくても充電ができる機能を搭載しているスマホがかなり増えています。
どちらが良いかは人によって異なると思いますが、日によって使い分けることで少なくとも充電口は長持ちするのではないかと思います。
どこから業者に任せるべき？
原因となるものについて4つほど紹介しましたが、個人で対応していい範囲はどこまでなのか、判断が難しいと思います。
業者目線で見た「個人で対応できる範囲」としては、②と③です。
①の”充電口に異物が詰まっている場合”については、異物除去の際に充電口内部の端子を傷つけてしまったりすると、充電自体全くできなくなってしまう可能性があるので、業者委託が推奨されます。
④の”充電口の故障”については機種によりますが、専門知識があっても少々難易度が高い修理になる箇所であるため、業者委託した方が良いと思います。
また、個人で分解を行うと”技適”が外れてしまい、電波法に抵触する可能性があります。
→ 詳しくは過去記事 “スマホ修理は個人でできる？“をご一読ください
