放置は危険?スマホのバッテリー不具合例と危険性について
スマホの故障というと、画面割れなどの外傷のある物をイメージする方が多いと思います。
しかし、本当に重篤な故障というのは、目に見えないものが多いです。
ただし、そのなかの一つである「バッテリーの故障」は、意外と気が付きにくいのも事実。
今回は、バッテリー故障の例とその危険性について話をしていきたいと思います!
不具合1:電池持ちが悪くなる
放置時の危険度:★★★☆☆
これは比較的、バッテリーが原因だと考えやすい不具合だと思います。
ただ、稀に基板側の問題などの復旧出来ないような故障が見つかる場合もあります。
この不具合は、放置すると徐々に悪化していきます。
特に、電池が半日持たない状態になってくると、突然起動しなくなるという問題も発生するかもしれません。
基本的にバッテリー交換で改善するものではありますが、お早めにご相談下さい。
不具合2:バッテリーの膨張
放置時の危険度:★★★★☆
この不具合は目に見えるタイプの故障ですが、故障個所を見誤りがちです。
画面や背面パネルが浮いてくるという症状が多い為、両者どちらかの故障を疑いがちなのです。
これを放置すると、膨張が続き、画面や背面パネルが破損する可能性があります。
また、膨張したバッテリーに金属パーツが刺さったりすると、発火・発煙の原因にもなるので危険です。
シンプルに使いにくくなるというデメリットがある故障なので、こちらも早めに交換する事をお勧めします。
不具合3:電源がつかない
放置時の危険度:★★☆☆☆(状況次第で変動)
そもそも本体の電源が入らなくなってしまった際に、原因がバッテリーの場合は大いにあります。
ここを交換しても復旧しない場合は、液晶画面が映っていないだけか、基板側の不具合の可能性が高いです。
これを放置する事で生じる危険性はあまりありませんが、故障中は単純に機器が全く使えない状態になります。
バッテリー交換をしても改善する確証がない故障であるため、早めに診断に出していただく事をオススメしております。
また、原因は不具合1、2や水没であることが比較的多いです。
※水没の場合、時間経過につれて復旧率は低下します。
バッテリーは消耗品
スマホ本体が約4年程度で寿命を迎えるのに対して、バッテリーの寿命はもっと短いことが多いです。
バッテリーの寿命はその端末の使い方(使用時間や環境、利用しているアプリなど)によって変動します。
出来る限り寿命を長くしたいのであれば、高負荷なアプリは利用せず、充電も9割程度までで止めておくなど、
細かな配慮が必要になってきます。
…と、上記のようにかなり気を使って使用しても、劣化は必ずします。
それを踏まえて、故障した時の為にこまめにバックアップを取っておくなど、
個人で出来る対策を打って置く事が一番のオススメです。