スマホの故障でデータは消える?データが消える直接的な原因をスマホ修理のプロが紹介
スマホが故障したとなると、心配なのは本体に対してだけではないはず。
「データが消えたらどうしよう」と多くの人は考えるのではないでしょうか。
しかし、どのような状況だとデータが消えている可能性があるのか。これを知っている人は意外と少ないです。
今回は、データが消えている可能性のある故障状況について、経験に基づいてご紹介します。
故障が直接的な原因でデータが消えることは少ない!?
実は、弊社に持ち込んでいただく修理端末は、データが消えてしまった例がかなり少ないです。
もちろん、画面割れなど、データが消えていない事が目視で確認できるものが多いのも事実ですが、それ以外の症状(不動端末、水没など)でもそこそこな割合でデータは残っています。
では、逆に消えてしまう場合はどういった状況なのか。そこを詳しく見ていきます。
1.システム面の問題
落下や水没などが無くても、システムのエラーによって正常に機能しなくなることが稀にあります。
このような場合は、セーフモードでの起動を試したりしますが、それでも改善しない場合は初期化が必要になります。
このケースでは、「消えてしまう」というよりも「消さないと直らない」状況であるといえるでしょう。
2.画面のタッチ不良(ゴーストタッチ)
液晶画面にタッチ不良が起こっている端末の場合、誤ったパスコードを何度も入力する事でデータが消えたり、初期化が必要になったりすることがあります。
タッチしていないのに勝手に画面が反応する症状を「ゴーストタッチ」と呼んだりしますが、その症状が起こることで上記のような事故に繋がる可能性があります。
故障後、ゴーストタッチの症状がでたら速やかに電源を落として、修理に出された方がこのような悲劇は回避する事が出来ると思います。
3.水没による基板ショート
スマホの内部に水分が侵入する事を水没と言いますが、この状態で電気を通してしまうと、基板がショートする可能性があります。
ショートしたパーツが、基板修理で交換しても大丈夫なパーツであればまだ修理出来る事もありますが、CPUや記録媒体などが壊れた場合はデータが生きている可能性はかなり低いでしょう。
水没時はすぐに電源を切り、間違っても充電などは試さないようにする。これを徹底していれば、回路がショートしてしまうリスクは多少低く抑えられると思われます。
ただの画面不良ではデータは消えない?
上記の例を踏まえて、ただ「画面が映っていないだけ」「割れているだけ」であれば、データが消えてしまう可能性は比較的低いものだと考えられます。
しかし、ここにゴーストタッチが起こっていたり、画面が映らない状態で画面をタッチしまくったりすると話は変わってきます。
パスコードの誤入力が一定回数を超えると、データ削除がされてしまうため、このような状態では出来る限りスマホ内部を動かさないようにした方がいいかもしれませんね。
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