アンドロイド端末のバッテリーが膨張した件【Xperia】

先日SonyのXperia Z3(SOL26、SO-01G、401SO)のバッテリーが膨張しているとのことで修理のご依頼をいただきました。

Xperia Z3は分解するときは背面のパネルから分解していきます。

バッテリーを交換する際は、普通は背面パネルをあけて取り換えるだけなのですが、実際にお持ちいただくと端末はなかなかすごい状態でした。

ちょっとわかりにくいんですが、画面も背面も浮いています。

Z3のバッテリー膨張の場合はだいたいが背面パネルがとれてしまうぐらい膨張してしまうような症状なので、画面まで浮いているのは珍しい状態です。

 

おそらくバッテリーを交換すれば表も裏もしっかり枠に収まるでしょうということで修理を開始します。

バッテリー膨張による不具合

動作チェックをしてみると、以外に普通に使えるのですが、唯一NFC(おサイフケータイなどに必要な部分)の反応がありません。

おそらくこれも背面の膨張が原因でしょう。

 

分解してみるとよりバッテリーの膨らみ具合がわかります。

この写真の電池の上のほうのコネクターの横付近にNFCの接点があります。

NFCは背面パネルにくっついていて、基板側の接点と触れるとこで通電するので、バッテリーを交換することでこれが改善します。

 

このパンパンに膨れ上がったバッテリーは慎重に本体からはがしていきます。

スマホのバッテリーはほとんどの場合が粘着テープでくっついています。

はがすだけなんですが、これがなかなかデリケートな作業です。

スマホに入っているリチウムイオンバッテリーは、ちょっとでも油断すると大量の煙を出して発火します。

バッテリーが燃えた件

機種は違いますが、バッテリーに傷がついた結果、写真のように燃料がなくなるまで燃え続けます。

 

(写真はiPhoneです。かなり燃えましたが、バッテリーを交換したら意外にもどこも問題なく使えました)

 

修理中ならまだ警戒しているのですぐに対処できますが、例えばこれが持ち運んでいるカバンのなかでおきて電車にいるときなんかに起こったら一大事件です。膨張したバッテリーは端末からはみ出しているのでガードが甘くなっています。ペンとか刺さっただけでも大量の煙が出てきます。下手したらニュースになるので、持ち運ぶ際は十分に気を付けてください。

 

 

長期の膨張はリスクあり

Z3のバッテリーを無事交換したら背面も画面もすっきりしたのですが、ずいぶん長い期間膨張していたようで、画面が曲がった状態で跡がついてしまったようで、もう内側からの圧はかかっていないのですが画面は浮いてしまいました。

応急処置で浮いた部分には接着剤をいれクランプで1時間ほど固定しました。

おそらくもっと長時間固定していればある程度おさまったかもしれませんが、ここでお引き取りとなりました。

使わない時間にちょっと重めの雑誌を上に置いていればいずれ改善されると思います。

 

バッテリーは膨張しても意外と普通に使えるので放置してしまう人も多いみたいですが、とても危険な状態ですので早めに修理にお持ち込みください。

お使いの機種が対応しているかわからない場合もお気軽にお電話いただければと思います。