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iPhone6sより前は耐水も防水ない!水没に注意!

スマホは今や生活に欠かせないものなので、どこでもいっしょに持っていきたくなります。

ですが、スマホにとって「水」は天敵です。

水から守るために最近の機種はほとんどが防水機能を備えていますが、そんな最新の機種でも水没で修理のご依頼をいただくことがあります。

メーカーさんでも確かな試験を重ねて「防水」と言っているのだと思いますが、水は極力避けて使うのが望ましいです。

スマホが急に壊れたらびっくりするくらい困りますからね。(笑)

 

夏の水没はとても多いです。

今回お持ち込みいただいたのはiPhone6s (model A1688)です。

トイレに落としてしまったとのこと。

iPhone6sより前の端末は耐水機能も防水機能もありません。

分解して基板を取り出しで洗浄します。

写真は基板を取り出したiPhoneの抜け殻です。

このお仕事に就いてから、毎年夏はセミの抜け殻よりも多くスマホの抜け殻を見ています。

夏の水没は多いのです。そして最近セミの抜け殻見かけません。(笑)

水没してしまったiPhoneの基板は時間がたつとどんどん腐食していきます。

腐食を食い止めるためにも早めの洗浄作業が必要なのです。

水没しても最初は使えることもありますが、中に水が入っていて状態で使うのはとても危険です。

メインの基板がショートしてしまうと、なおらなくなる可能性が高まります。

修理結果と今後は?

今回は、もともとは起動すらできませんでしたが、洗浄後は起動できました。

ただ、液晶画面に水没の跡が残ったのと、バッテリーは充電ができなくなっていたので交換しています。

水没の場合は復旧できるだけでもいいほうなので、むしろこれくらいの内容で済んでよかったです。

また、これが海やプールだともっと復旧は難しくなってきます。真水に比べて腐食のスピードが速いので、水没してからはスピード勝負です。早めに修理店にお持ち込みください。

水没復旧作業は、「基本的には今後も安心してつかってください」という修理ではなく、「早急にバックアップをとって機種変更してください」というご案内になります。

「出来る時に」ではなく「早急に」なのでご注意ください。起動してバックアップをとりきるまでは油断はできません。

なので、バックアップをこまめにとっているなら必要ない作業かもしれませんが、実際は、「ちょうどバックアップ取ろうと思っていた」というかたが多くいらっしゃいますので、なかなかできないものですよね。私もとってません(笑)