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【修理屋目線】iPhone15シリーズは町のスマホ修理屋でパーツ交換できる?現状と今後の展望は…

iPhone 15シリーズの発売から早くも2週間が経とうとしていますが、未だその話題は尽きることがないようです。

良い意味でも悪い意味でも話題になっているiPhone15ですが、修理店としては”スペック”や”使い勝手”以上に気になることが1つあります。

ズバリ、「我々が修理できる端末なのか」という点。

 

ということで、本記事執筆時点(2023年10月5日)での “修理可否調査” の結果を、本記事でザックリとまとめていきたいと思います。

 

まずは構造から

結論から書きます。

・基本、画面側から分解が必要

・背面パネルは単体で交換可能

 

以下、詳細をどうぞ。

 

画面からの分解

どうやら、iPhone14で採用されていた “背面からバッテリーを交換できる構造”、15では却下されたようです。

そうなると、大多数のパーツは画面側から分解を行ってから交換する流れになるため、画面側への負荷が心配なところ。

加えて、iPhone15の液晶画面は例年通りの超薄型であるため、液晶の表示不良やタッチ不良が起こることも十分に考えられます。

 

背面パネル交換の難易度は下がった?

多数のパーツの交換作業のために画面分解が必要になると書きましたが、背面パネルは単体で交換可能な模様。

従来の、特にiPhone 13以下のiPhoneは、基本的に背面ガラスのみ交換するという作業自体、非常にリスキーなものでした。

14と15ではそのようなリスクが今までにないほど軽減されていると言えるのではないでしょうか。

 

ここがすごい!高評価ポイント

長短所が様々ありそうなiPhone 15 、まずは修理店から見た長所から。

 

背面交換の難易度が低い

iPhone 14・15ともに、背面交換がサクッとできるという大きなメリットは、他のiPhoneにはない大きなアドバンテージなのではないでしょうか。

しかし、基本的に町の修理店では純正パーツの取り扱いができないところが多いため、ロゴの入っていない無地のパーツをしようすることになると思われます。

そういった外観的な問題と、修理時に背面充電のコードが破損することが、iPhone 15における背面交換の数少ない留意点であると思います。

 

USBで簡単外部出力!

これはUSB C が搭載されたことによる恩恵の中でも特に大きく感じました。

ずばり、iPhone 15を外部モニターに有線接続することで、画面を出力することが可能になりました!

 

いままでも、出力用の特殊なアダプターを使用すれば、同様のことができましたが、Lightning専用アダプターを用意するのは結構手間ですし、何より高い。

それに比べて、USB C の外部出力アダプターならAndroid用に用意していたアダプターと兼用できるケースが多く、非常に便利に感じます。

 

何より、基板起因の表示不良で持ち込みいただいた際、画面の交換という比較的高価なメニュー以外にも、モニターへの外部出力をしつつデータのバックアップを行うという比較的安価な別メニューも提案できるようになります。

これは修理店・お客様両者からして、かなりのメリットであると言えるのではないでしょうか。

 

↓Apple公式でもiPhone15 のUSB接続について、説明がありました↓

 

ここが辛い…残念ポイント

先ほどの構造についてのトピックで書いた内容の重複もありますが、大体以下の通りです。

 

分解時の画面破損リスク

先述の通りなので、省略します。

 

インカメラは修理できない

なんと、iPhone 15 はインカメラ交換ができないようです。

というのも、どうやらインカメラと基板が紐づいているらしく、交換することでカメラ起動後にフリーズするとの情報がありました。

これは別の端末からパーツ移植をしても同様なようなので、純正・非純正に関わらず、基板側とIDの合わないものは全て弾かれる仕様なのでしょう。

 

また、交換後は当然のごとくFaceID機能も失われるとのことなので、以前よりあった”FaceIDの消失”問題も引き継いでいるようですね。

 

非正規パーツの警告文はいまだ健在

こちらもiPhone 14 以前からずっと実装され続けているiPhoneのプログラムですが、iPhone15シリーズでもしっかり実装されたようです。

現状では、

・液晶画面

・バッテリー

・アウトカメラ

以上3点の非同期パーツ(基板側とIDの異なるパーツ)を用いた交換で、警告文の表示が確認されています。

 

各種Android端末ではほぼ搭載されていないこの”警告文表示機能”。

ただ、AppleCareなどの保険が適用できるかの見定めには大変に有効なので、Apple社が今後この文面を非表示にすることはあれども、実装しないということはないんじゃないかな、と勝手に考えています。

 

正規店で交換するとこのような表記が設定に増えます↑

 

パーツの流通状況

弊社仕入れ先に限った話で言うと、残念ながらほとんどの部位のパーツ流通が見られません。

出たばかりというのが一番大きな要因なので、時間経過によって徐々に流通量が増えていくものと思われます。

 

では、その他の市場(AliExpressなどの海外マーケット)ではどうかというと、なんと一部パーツの流通は既に確認できました。

ただ、液晶画面やバッテリーの流通は未だ見つからず、あるものといえば

・充電コネクタ(Charge Port)

・背面パネル(Back Cover)

以上2箇所くらいでした。

 

ただ、iPhone 15 Pro Max などは弊社公式Xでご紹介したMr Android FHD 様の投稿動画のように、耐久性に欠けると言われており、早い段階でパーツの需要が発生しそうですね。

 

 

結論として、修理はできる?

弊社の場合は「現状ではできる箇所の方が少ない」といえます。

ただ、これは先述の通り時間が解決する問題であると考えているため、いずれパーツ流通が増え始めれば、他のiPhoneシリーズと同様に画面やバッテリーの修理も対応できるようになっていくのではないか、と考えております。

 

スマステ吉祥寺では、iPhoneシリーズはもちろん、Androidスマホやゲーム機の修理なども承っております。

お困りの際はぜひ一度ご相談ください!