iPhoneを自分で修理したときによく起こる症状、失敗事例
最近は交換用パーツが手軽に購入でき、修理の工程を追った動画やブログなどもあることから、自分で簡単に修理できると考えている方も多いようです。手先が器用だから大丈夫、とお考えの方も多いのではないでしょうか。
しかしiPhoneを自分で修理しても必ずしも成功し、元通りになるとは限りません。場合によっては修理前と異なる症状があらわれたり、違う箇所に不具合が発生したりすることがあります。
ここではiPhoneを自分で修理したときに起こりやすい症状や、詳しい失敗事例をご紹介します。
修理後に起こる症状
iPhoneを自分で修理できたと思っていても、実際に使ってみると以下のような思わぬ症状があらわれることがあります。
・画面の上部分が浮き上がる
・電源が入らない
・タッチパネルが反応しない
・内部から変な音が聞こえる
・画面が映らない
これらの症状が起こったとしても、iPhoneの構造の知識などがなければその原因を特定することはできません。修理したはずなのに、さらなる故障を引き起こしてしまうパターンはよくあるケースです。
iPhone修理の失敗事例
自分でiPhoneを修理しようとして失敗してしまった事例は数多くあります。とくに多いのがバッテリー交換時の失敗です。
バッテリーは市販されており、交換キットも多く、手軽に修理できるように思えますが、実際には失敗してしまうケースが多いようです。バッテリーそのものが外せなかった、画面が映らなくなってしまったなどの事例もあります。また、無理な力をかけるとバッテリーが発火するおそれもあり慎重に作業を行う必要があります。
ほかにも、修理しようとしたら内部パーツを紛失してしまったり、ケーブルを断線した・基盤に傷がついたなど破損してしまったりする事例も多いようです。
また、たとえば充電できないという症状があらわれた場合、バッテリーの消耗やドックコネクタの故障、システム表示エラーなどの原因が考えられます。しかし、単にライトニングケーブルの差し込み口にホコリが溜まっているのが理由という場合もあり、自分で症状の原因を特定するのは容易ではありません。
iPhoneはあくまで精密機器であり、構造などを知らないまま修理しようとすると、失敗を招く可能性が大いにありえるという点を理解しておきましょう。
自分で修理を行うデメリット
つづいて、iPhoneの修理を自分で行うデメリットについて解説します。
自分で修理することでiPhone本体にトラブルが起こるだけでなく、思わぬデメリットも発生してしまいます。自分で修理したいと考える前に、デメリットを知ってそのリスクを把握しておきましょう。
さまざまな故障
まず挙げられるデメリットとしては、さまざまな故障を招くおそれがあるという点です。前述したような症状が起こる可能性は高く、故障を修理しようとしたはずなのに、さらなる故障を引き起こしてしまいかねません。
iPhoneは小さなパーツが多く使われており、それらは扱い方によっては簡単に壊れてしまいます。また、内部の構造は非常に緻密です。したがってどこに何がどう配置されているか理解しないまま修理すると、修理が失敗するリスクは高まります。
簡単に壊れやすくなることも
自分で修理したiPhoneは修理直後に動作に問題がなくても、後々簡単に壊れてしまう可能性が高まります。
理由として修理の必要のない箇所を傷つけていたり、接触不良を引き起こしていたりといったケースが挙げられます。少しでもパーツがずれているだけで、修理後も影響を及ぼしてしまうことがあり、注意が必要です。
部品が原因で不良を起こすことも
修理の際に交換した部品が原因で、iPhoneの動作不良や不具合を引き起こすことがあります。
数多くのiPhoneの内部部品が通販サイトなどに並びますが、それらは必ずしも安全に使えるものばかりとは限りません。市販されている部品のほとんどは非正規品であり、もちろん正常に動作するものも多いですが、見た目では判断できず、実際に取り付けてようやくわかります。
もし購入した部品が不良品だったとしても自己責任となり、改めて部品を書い直すなどさらなる費用が発生してしまいます。
修理の作業はうまくいったとしても、部品が原因で不具合が改善しない可能性があるという点も知っておきましょう。
保証が受けられない
iPhoneを自分で修理してもし失敗した場合は、加入しているAppleCare+を利用して保証を受ければいいと考えている方も多いかもしれません。
しかし、iPhoneの延長保証であるAppleCare+では、自分で修理したデバイスは保証の適用外となってしまいます。自分での修理は不正改造とみなされ、過失となってしまうためです。
したがって保証対象外の修理費用が必要となり、故障の程度などにもよりますが、高額になる場合も多くあります。
AppleCare+に加入していて、iPhoneが故障した場合は、自分で修理するよりも保証を使用する方が良いといえるでしょう。
iPhone修理をしたときの対処法
自分でiPhoneを修理したものの、不具合が解消しない・他の箇所も故障してしまったなどの場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
もちろん、再度自分で修理にチャレンジするという選択肢はおすすめできません。やはり、専門の知識や技術を持ったプロに依頼するのが正解でしょう。
そこで悩むのがどこへ修理を依頼するかという点です。「キャリアや正規店」もしくは「非正規店」のふたつのタイプの修理業者が挙げられます。それぞれの特徴についてチェックしてみましょう。
キャリア・正規店
iPhoneを購入した携帯キャリアや、iPhoneの正規修理店(アップルストアやApple正規サービスプロバイダ)など、正規のルートで修理する方法です。
これらの正規の修理事業者の場合、安心して依頼できるという大きなメリットがあります。
しかしデメリットもあります。まず、自分で修理して失敗した場合、前述したように保証を受けられません。したがって修理費用が高額になる可能性があります。
また、修理に数週間かかったり、端末を初期化されてバックアップをとっていなかったデータが消失したりするケースも多いようです。
安心感を得たいという方にとってはおすすめですが、正規の修理業者には意外とデメリットも多くある点に注意しておきたいですね。もし、正規の修理業者に依頼したい場合には、自分で修理をする前に持っていくのが正解です。
非正規店で修理
駅前や街角などにある、非正規の修理業者に依頼する方法もあります。正規店と比較して非常にリーズナブルな費用で修理してくれる点が大きなメリットです。自分で修理した場合とそうでない場合、いずれも料金は一律です。
もちろん保証などは必要なく、誰でも格安で修理できます。また、修理の内容によっては即日対応も可能で、使い慣れない代替機も必要ありません。生活や仕事にも支障なく、普段どおり過ごせます。
非正規の修理業者は数多くありますが、中でもスマホステーションは総務省認定修理業者で、高い技術と高品質なサービスで安心して依頼できます。
iPhoneを自分で修理して失敗した場合は、ぜひスマホステーションにご依頼ください。
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