通信機能以外にも、様々な広がりを見せているスマートフォン!
仕事からプライベートまで、すべてのデータを入れている人も結構多いのでは?!
ところで、ご存知ですか!?
スマホのデータ消失の多くは、水没が原因によるものだそうです。
水没によるトラブルとは?
例えば・・・
- スマホをトイレなどに落とす!
- 夏場にポケットにスマホを入れて汗にぬれ、水没状態になる!
- 土砂降りで濡らしてしまった!
- 雪の上にスマホを落とした!
- アウトドアで川や海に落とした!
- 洗濯機で一緒に洗ってしまった!
- ぬれた手で触った!
- テーブルで飲み物をこぼしてしまった!
- お風呂場でスマートフォンを使用していた
などなど・・・実にたくさんのケースが考えられますね!
ただはっきりしていることは、スマホにとって水没は、致命的なトラブルだということです!
一瞬にして致命傷になることも考えられますが、対処の仕方によっては、復帰できたり、
データだけでも救出できたりすることもあるのです。
大事なことは、ファーストエイド!最初にどう対処するかなのです。
そこで今回は、スマホが水没してしまったらどうすればよいのか?
スマホが水没したときに「まず行うこと」を少しご紹介していきましょう!
1. 電源を切る

もし、電源が入っていたら、すぐに電源を切りましょう!!また、電源が切れている場合は、絶対に電源を入れてはいけません。
回路がショートして壊れてしまう可能性があります。(電源が入るのかどうか、試すのも絶対NGです)
勿論、充電はご法度です!
2. 外せるものは全て外す

そっとカバーを外し、電池パックやSDカード、SIMカードなど取り外せるものを全部取り外してください。
その際、スマホを振ったり大きく動かしてはいけません!スマホの内部全体に水分が回ってしまいます。
だから丁寧に取り外してください。
3. 水分を入念に吸いとる

キッチンペーパー・ティッシュ・吸水性の高い、柔らかい布で水分を吸いとってください。
充電口、イヤフォンジャック等は綿棒などを使い、可能な限り取り去ってください。
4. とにかく乾燥させる

丸4~5日陰干しするか、シリカゲル等の乾燥剤とともに48時間以上密封して乾かす。
(密封するときは、十分水分を排除してください。シリカゲルそのものを濡らすと発熱しますのでご注意ください。)
スマホを乾かすのに、ドライヤー乾燥はNGです!(ドライヤーの熱風は、基板を壊すことがあります。)
5. 十分に乾燥する時間がない人・大事なデータが入っている人は、水分を吸い取ったら、スマホの修理屋にもっていく

丁寧に水分を取り去ったら、スマホの修理屋さんに持ち込んだほうが賢明です!
時間がたてば、救済できる可能性が下がることも考えられます。致命傷になる前に相談してみましょう。
特に、水道水以外の不純物が含まれた水分(海水・ジュース・泥水・洗濯水)で濡らした場合は、危険です!急いで修理屋に持ち込んでください!
メーカーやキャリアに持ち込むと、データを消去されてしまうことが有りますので、持ち込む前によく確認するようにしましょう。
無事に復活したら、すぐにデータのバックアップを取りましょう!
水没の場合、再発の可能性も十分考えられます。
また、耳の痛い話でしょうが、大事なデータのバックアップは、定期的に取っておくことが基本です。日常生活の真ん中に、スマホが存在しているのですから、簡単にバックアップできる方法を事前に決めておきましょう!!
スマホ水没により考えられるリスク
動作に不具合が起きやすくなる
スマホを水没させると、内部に水が入り込んでそのまま故障の原因になることがあります。
水没の程度にもよりますが、画面の液晶がシミになる・正常に画面が映らなくなる・スピーカーからの聞こえが悪い・充電ができなくなる…といった症状が考えられます。
アプリの挙動が鈍くなったり、フリーズや強制終了が起きるなどの不具合が出る可能性も。
基盤にしっかり水が染み込んでしまうと、いよいよ電源が入らなくなる可能性もあります。
スマートフォンは精密機器ですから、わずかな水分でも動作に大きな影響を与えるおそれがあるのです。
内部データ消失の危険がある
水分が染み込んでいくと内部の動作に異常が起き、データが壊れたり取り出せなくなることがあります。
本体またはアプリが正常に動作しなくなることでフォルダが開けなくなり、そのまま消失する危険もあるのです。
特に水没した直後、まだ水分が乾ききっていない状態で電源をオンにしないように要注意。
水分を含んだ状態で通電すると回路がショートしやすくなるため、データが破損して元に戻せなくなってしまいます。
替えのきかない部品が腐食する
iPhoneには電子基板と呼ばれる重要な部品が取り付けられており、電子基板にさまざまなパーツが繋がれて動作をしています。
電子基板は金属でできているので、水に非常に弱くひとつでも故障すると本体の動作に大きな影響が出てしまいます。
内部に入り込んだ水分は拭き取りが難しいので、乾ききらないままに基盤が腐食し、劣化が進むおそれもあります。
スマホが水没した時にしてはいけないこと
スマホが万が一水没してしまったら?慌てて以下のような行動をとらないように注意してください!
電源を入れる・充電する
水分が乾ききっていない状態で電源を入れたり充電をしたりすると、基盤ショートの原因となり本体に不具合が出るおそれがあります。
内部にどれだけ水分が含まれているかわからない場合でも、時間をおいて乾かした後で修理店に持ち込むようにしてください。
「時間が経ったから大丈夫だろう」と思って電源をオンにすると、最悪の場合データが取り出せなくなるおそれがあります。
本体を振り回したり叩いたりする
水分を抜き取ろうとして本体を振り回したり、タオルなどで本体を叩いたりすると、さらなる故障のおそれがあります。
外側からでは浸水の状況がわからないので、早めに修理に出すことをおすすめします。
ドライヤーで内部を乾かす
スマホの表面、または充電口やイヤフォンジャックにドライヤーを当てて内部を乾かそうとする方がいます。
しかし外側からでは内部を十分に乾かすことができず、本体が熱を持ち故障の原因になる可能性も。
端末の中を開けてみなければ浸水しているかどうかはわからないため、ドライヤーは使わず早めに修理に出してください。
乾かすために放置する
奥深くに入り込んでしまった水分は、腐食の原因になるため放置してはいけません。
自然乾燥させようとあえて放置するケースもみられますが、かえって劣化を早めるおそれがあるため、プロの修理店に依頼を行ってください。
他にもスマホの故障の種類はたくさん
本記事では、スマホの水没に関する記事でしたが、スマホは他にも故障につながる危険性がございます。
例えば、よくあるのが画面割れです。実際に割れてしまった際はどのように対応したらよいのか。
スマホの画面割れ、どうすべきか徹底検証!
こちらの記事にて詳しく記載しておりますので、是非参考にしてみてください。
対処が難しい場合は修理店へ
スマートフォンは精密機器なので、少しの水分や浸水でも大きなダメージを受けることがあります。
そのまま放置をしたり、ドライヤーで無理に乾かそうとしたりすると、かえって被害が広がり元に戻せなくなることも。
上記で紹介した対処法はあくまでも一時的な方法なので、緊急の対応としては有効ですが本体を完全に元通りにするものではありません。
水道水以外のジュースやお茶、コーヒーなどがかかってしまうとさらに破損の程度が大きくなる場合もありますので、お近くのiPhone専門修理店へ早めに依頼を行ってください。
修理のために持ち込みをする際には、端末と同期させているパソコンなどからデータをバックアップしておくと安心ですよ。
スマホステーション吉祥寺店では、対処の難しい症状もプロのスタッフが丁寧に対応します。
水没した状態の端末も、原因を調べて一つひとつに対処しますので、ぜひお任せください。