Androidのスマートフォンを使っていて、急にタッチパネルが反応しなくなるときがあります。
スマートフォンは操作用のボタンがないため、タッチパネルが反応しなくなるとスマートフォン自体が使えなくなり、困ってしまいますよね。
そこでこの記事では、Androidのスマートフォンでタッチパネルが反応しなくなったときの原因と対処法を紹介します。どんな方法を試してもタッチパネルが反応しなくて困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
原因究明のためにはタッチパネルの原理を知ろう
タッチパネルが反応しなくなる原因はさまざまなことが考えられます。原因を探るために、まずはタッチパネルが反応する原理を理解しておきましょう。
タッチパネルの種類
タッチパネルと一口にいっても、さまざまな種類があり、反応する原理もそれぞれ異なります。
タッチパネルの種類には、主に以下のようなものがあります。
- 静電容量方式
- 抵抗膜方式
- 赤外線方式
- 超音波表面弾性波方式
それぞれ、どういったものなのか確認していきましょう。
静電容量方式
画面上の静電容量の変化を検知して反応するタイプです。画面に指が触れたときに、変化する電気の量を測定しています。指で画面に触れたときに起こる静電容量(電気の量)の変化によって位置を検出して反応へとつなげているのです。
静電容量方式では、指が画面に触れると微弱な電流が発生します。その電流の変化をセンサーが感知することで、タッチした位置を把握しているのです。静電容量方式には「投影型」「表面型」があり、それぞれの機器に適したタイプが採用されています。
Androidのスマートフォンは、静電容量方式を採用しています。iPhoneも静電容量方式を採用しているため、タッチパネルが反応する原理はAndroidもiPhoneも同じといえるでしょう。
静電容量方式は、タッチする側に導電性がないと電流が発生しないため、画面は反応しません。爪先や手袋をした手でタッチパネルに触れても反応しないのはこのためです。
抵抗膜方式
画面上の電圧の変化を検知して反応するタイプです。
画面を押す力に反応しており、指だけでなくペンなどで押されても反応します。主にゲーム機などで採用されている方式です。
赤外線方式
画面上の赤外線の遮断を検知して反応するタイプです。画面の周囲に赤外線センサーを配置してタッチ位置を検知しています。
画面をタッチすると、その地点の赤外線が遮られるため、センサーに届く光量が減少します。赤外線の受光量が減少した地点を位置情報として検出し、反応へとつなげているのです。
超音波表面弾性波方式
画面上の表面弾性波の減衰を検知して反応するタイプです。原理は赤外線方式と似ていて、表面弾性波を用いて位置を検出しています。
画面をタッチすると、その地点で表面弾性波が指に吸収されます。表面弾性波が減衰した地点を検知することで位置を特定して反応につなげている方式です。
スマートフォンのタッチパネルが反応しない原因
静電容量方式のスマートフォンは、タッチパネルに触れたときに微弱な電流が発生しなかったり、発生した電流を感知できなかったりすると、タッチパネルは反応しません。タッチパネルを反応させようと力任せに強く押す、叩くという対処には意味がなく、原因を突き止めなければ直すことはできないということです。
タッチパネルが反応しないときの対処法
スマートフォンのタッチパネルが反応しないとき、以下の方法を試してみてください。
手を洗う
まずは、手を洗いましょう。手や指が乾燥していると、タッチパネルに触れたときに微弱な電流が発生しにくく、タッチパネルが反応しなくなることがあります。
しかし、手を洗ったあとに濡れたままの指でタッチパネルに触れると、スマートフォンが故障する原因になるため、きちんと水分を拭き取ってから触れるようにしてください。
乾燥しやすい冬の時期なら、ハンドクリームもおすすめです。こまめにハンドクリームを塗ることで、手や指の乾燥を防ぐことができるでしょう。
画面の汚れを落とす
タッチパネルの画面に汚れがついていると、指で触れてもセンサーが反応しなかったり、誤反応を起こしたりすることがあります。
画面の汚れを見つけたら、めがねクロスやスマホクリーナーで拭き取りましょう。
着ている衣服やティッシュなどで汚れを拭き取る人も多いのですが、画面を傷つける怖れがあるため、おすすめはできません。
保護シートを一度剥がしてみる
スマートフォンに保護シートを貼っている場合は、一度剥がしてみましょう。
保護シートは画面の汚れやキズを防止する効果がありますが、長期間の使用によって剥がれたり浮き上がってきたりすることがあります。保護シートが剥がれてくると、ゴミや汚れが挟まりやすくなるため、タッチパネルが反応しづらくなるのです。
保護シートの状態を確認して、剥がれたり汚れが挟まっていたりするときは、一度剥がして新しいものに貼り替えると良いでしょう。
もちろん、保護ガラスの場合も同様です。お持ちのスマートフォンがどのような状態になっているか、確認してみてください。
アプリをすべて終了させる
複数のアプリを開いている場合、端末に負荷がかかり、センサーが反応しないことがあります。
アプリは完全に終了させないと、バックグラウンドで動き続けています。またアプリ自体のハングアップ(停止)で、端末に異常な負荷がかかっているときも、処理に時間がかかり、タッチパネルが反応できなくなるのです。
このような状態を防ぐためには、アプリを使い終わったらこまめに完全終了させることが重要です。タスクマネジャーを開き、開いているアプリがあれば、すべて終了させましょう。
強制終了
どの方法を試しても状況が改善しない場合は、強制終了を試しましょう。強制終了はスマートフォンが操作不能になったときに電源を落とす方法です。
簡単なエラーや不具合であれば、強制終了によって回復するケースが多く見られます。
ただし、作業途中で強制終了を行うと、保存する前のデータが消えてしまうことがあるため、十分な注意が必要です。
強制終了を行ってもタッチパネルが反応しない場合、本体内部でなんらかの異常が起きている可能性があります。
自力での回復が難しそうだと判断したら、迷わず修理を依頼しましょう。スマートフォンを購入してすぐであれば、キャリアやメーカー保証によって無償で交換してもらえる場合があります。
また、有料のサポートプランに加入していれば、修理費用をかけずに直してもらうことも可能です。ただし、サポートプランに加入していない場合、キャリアやメーカーに修理を依頼すると、高額な費用がかかることがあります。
スマートフォンを購入してから時間が経っている人や、サポートプランに加入していない人は、スマートフォン修理店を利用しましょう。
スマートフォン修理店なら、キャリアやメーカーよりも安い料金で修理をしてもらえます。店舗に直接持ち込めば、その場で修理をしてもらえるため、即日対応も可能です。
また、キャリアやメーカーに修理を依頼すると、戻ってくるまでに数日から数週間の時間がかかります。今すぐ修理を希望する人にとっても、スマートフォン修理店はおすすめです。
Androidのスマートフォンを修理するならスマホステーションがおすすめです。
スマホステーションは、経験豊富なスタッフが幅広い機種や症状に対応しています。端末内のデータを消さず、そのままの状態で修理を行えるため、バックアップの必要もありません。
また店舗は駅から徒歩約5分の場所にあるなど、アクセスも良く、すき間時間や外出のついでにお店を訪れることも可能です。
まとめ
今回はAndroidのスマートフォンのタッチパネルが反応しないときの原因について、対処法とともに紹介しました。タッチパネルが反応しなくなったときは、原因を探し出し、問題となっている要素を取り除きましょう。
もし、何を試しても改善しないときは、スマホステーションにご相談ください。どんなスマートフォンのお悩みにもベテランのスタッフが丁寧に対応いたします。
三軒茶屋エリア
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