iPhoneは、機能性はもちろん、スタイリッシュなデザインやセキュリティの堅牢さなどから日本シェア率64.8%を占めています。一方で、「画面が割れやすい」「落とすと、すぐにヒビが入る」と、画面の耐久性の低さに関する声もあります。
iPhoneユーザーの中には、「画面の破損はよくあることだから」と割れたままの画面を放置している方も多いのではないでしょうか。しかし安全性や放置リスクを考えると、画面割れはすぐに対応すべきです。
ここでは、iPhoneの画面割れを放置するリスクや適切な修理方法、修理後の画面割れ対策などについて解説します。
iPhoneの画面は割れやすいのか?
iPhoneの画面は、Androidに比べると割れやすいといわれています。割れやすさの理由として、画面部分に使用されているガラスの薄さがあげられます。
iPhoneの画面はデザイン性を重視されているため、ガラスが薄く設計されています。スクリーンと画面を一体化させることで端末本体の薄さを実現しており、スタイリッシュな外観を実現しています。
使用されているガラス自体は、高い透明度と強度を誇っている「ゴリラガラス」です。しかし、高強度のゴリラガラスであっても、iPhoneのように薄さを追求すると、その耐久性も減少してしまいます。
iPhoneの画面割れの主な原因
薄いガラスを使用しているiPhone画面ですが、通常使用では破損しません。iPhoneが画面割れを起こしてしまうのには、日常のちょっとしたトラブルが影響しています。
iPhoneが画面割れする主な原因としてあげられるのは、次の3つです。
iPhone本体の落下
iPhone本体を落下させたときの衝撃が、画面割れの原因として最も多いです。バッグやポケットから取り出すときに落としたり、操作中に手から滑り落ちてしまったりしたとき、地面に当たった場所が悪ければ画面割れが起こってしまいます。
とくに画面割れしやすいのが、側面や四隅の角から地面に落下するケースです。画面に直接当たっていなくても、側面や角は落下時の衝撃がガラスへ伝わってしまうため破損につながります。小さな面積に、落下衝撃のすべてが一転集中してしまうため破損しやすいのです。
iPhoneに使用されているゴリラガラスのみならず、ほかの種類のガラスを使用していても、狭い範囲に強い衝撃が加わると耐えきれなくなり、画面割れが起こります。
本体や画面への圧力
落とした覚えがないにもかかわらず画面割れが起こっていた場合、原因として考えられるのがiPhone本体や画面への圧力です。バッグやポケットに入れているときに、圧力がかかってしまうと割れることがあります。
本体および画面への圧力による画面割れは珍しくありません。たとえば、ズボンの後ろポケットにiPhoneを入れたまま座ってしまうケースです。この際、iPhoneの画面に傷がついていると、割れやすくなってしまいます。傷によってガラスの耐久性が落ちているからです。
画面表面の傷
画面表面の傷も、iPhoneが画面割れを起こす原因のひとつです。iPhoneを丁寧に使用していても、長期間使用していれば画面には小さな傷がつきます。いつの間にかついた小さな傷が引き金となって、画面割れが起こることもあります。
ガラスの耐久性は、表面の傷の有無によって変わるものです。通常であれば、画面割れしないような衝撃でも、傷がついていることによって画面割れするリスクは高まります。
iPhoneの画面割れはそのままにしておくと危険!
前述のとおり、iPhoneの画面割れはふとした拍子に起こります。iPhoneユーザーの多くが、過去に1度は画面割れを経験したことがあるのではないでしょうか。
「iPhoneの画面割れはよくあることだから」と、そのまま放置するのはリスクをともないます。iPhoneの画面割れをそのまま使用し続けていると、さまざまな危険が生じやすくなるからです。
iPhoneの画面割れを放置することで生じる危険は、次のとおりです。
ケガのおそれがある
画面割れのガラス片でケガをしてしまう可能性が考えられます。画面割れを起こすと、ヒビ割れた部分から、些細な衝撃でガラス片がこぼれ落ちます。このガラス片が、指や手のひらに刺さったり、通話時に耳を傷つけたりするおそれがあります。
ガラス片は目に入るおそれもあります。iPhoneを使用するとき、ベッドやソファなどに寝転がって、仰向けで操作する方もいるのではないでしょうか。仰向けで画面割れしたiPhoneを使用すると、気づかないうちに小さなガラス片が落ちて、目に入るのです。
また、操作の途中で眠ってしまう、いわゆる「寝落ち」したときにiPhoneが顔に落ちてくれば、顔のケガや本体のさらなる故障も生じます。
操作に不具合が生じる
iPhoneのゴリラガラスは、内部の液晶と一体化しています。しかし、タッチ機能が内部の液晶に含まれているため、多少の傷であれば使用可能です。傷が大きくなれば、タッチ機能にも影響し、操作に不具合が生じるケースも珍しくありません。
さらに破損が進めば本体の重要な部分が故障し、画面交換では修理できなくなってしまうおそれもあるのです。
iPhoneが操作できなくなれば、修理に出そうとした際に、データのバックアップができなくなる可能性も考えられます。iPhoneに入っている大切なデータや想い出を失ってしまうかもしれないのです。
画面割れによって生じやすくなる操作の不具合は、下記のとおりです。
画面が反応しなくなる
落とした直後にiPhoneを操作し、「反応したから大丈夫だ」と修理を後回しにしている方もいるのではないでしょうか。しかし、画面割れした直後に反応していても、移動時の振動などで症状が悪化する可能性があります。
画面の不具合から起こる症状は2つあげられます。画面全体が操作できなくなる症状と、画面の一部のみに異常が現れる症状です。
特定のアプリだけタップしても反応しない、一部の文字だけ正常に入力できないなどの異常が発生します。そのまま使用し続けると、症状が、画面全体の不具合へと悪化する可能性も考えられます。
ゴーストタッチが起こる
画面が反応しなくなるケースとは反対に、意図せぬ動作が起こる場合もあります。触れていないのに画面に文字が入力されたり、アプリが勝手に開いたりする症状です。これをゴーストタッチと呼びます。
ゴーストタッチが起こる原因やタイミングはさまざまです。充電しているときに生じることもあれば、操作しているときに突然意図しない動きをすることもあります。ゴーストタッチは、画面割れによって引き起こされるケースが多いです。
症状の大きさもケースごとに異なり、「誤操作したかも」となんとなく違和感を覚える程度の軽微な場合も多いのが特徴です。
画面割れをきっかけにゴーストタッチが起こるようになった方は、修理の依頼を検討しましょう。万が一、パスワード画面でゴーストタッチの症状が現れれば、不正操作による誤入力と判断され、iPhone自体がロックされるおそれがあります。
画面が映らなくなる
iPhoneの画面割れは、ここまで紹介した画面操作に関する不具合だけでなく、画面表示そのものに影響が出るケースも珍しくありません。その症状もさまざまです。主に下記のような症状がみられます。
- 画面がまったく映らなくなる
- 画面の一部だけ映らなくなる
- 色が変わって表示される
- 黒シミのような模様ができる
- 画面に線が入る
これらの症状が起こる原因は、ゴリラガラスと一体化している液晶や、有機ELディスプレイに画面割れによる故障が起こっているためです。画面割れの衝撃や変形によって、画面を美しく映す機能にも支障が生じているのです。
画面がまったく映らない状態だと、液晶ではなくiPhone内部の故障が疑われます。iPhone本体の機能が正常な場合は、着信時のバイブレーションなどの反応によって異常を判断できるため、参考にしてみてください。
さらなる故障につながる
画面が割れたままiPhoneを使用し続けると、さらなる故障を招くおそれがあります。
なぜなら、画面割れによってiPhoneに微細な傷や変形による隙間が生まれ、本来の防水・防塵性能を保てなくなるためです。
本体内部にホコリや水が侵入すると、基板をはじめとした内部パーツがショートするなど深刻なダメージを負う場合があります。
症状の進行具合によっては、本体そのものを修理・交換しなくてはなりません。
また、画面割れは、iPhone本体の発火や発煙を引き起こす可能性も考えられます。iPhoneが発火するのは、本体内へ侵入した画面割れのガラス片が、バッテリーに刺さることが原因です。バッテリーは衝撃や熱に弱く、やわらかい特性をもっています。普段は固い外装に包まれていますが、ガラス片などが容易に刺さりやすい性質を持っているのです。
画面割れに気付いたときは、iPhone本体の表面だけではなく、バッテリーにガラス片が刺さるなどの損傷がないか確認しましょう。
iPhoneの画面が割れたときの対処法
iPhoneに画面割れが起こったときは、修理を依頼する前に、するべき対処法があります。
新たなトラブルを防ぐために必要な処置として、次の2つを実行しましょう。
保護フィルムを貼る
iPhone画面に新しい保護フィルムを貼ると、ヒビの広がりをある程度防げます。画面に触れたときのケガを防ぐ効果も期待できます。保護フィルムを貼るときは、細かいガラス片はあらかじめ取り除いておくのがポイントです。
iPhoneをすぐに修理に出す場合は、ラップを代用する方法もあります。画面割れの範囲や形状によっては、テープを貼り付けるだけでも対処できます。
購入タイミングによっては、機種変更できる方もいるのではないでしょうか。機種変更にベストなタイミングを待つまでの間も応急処置として保護フィルムを利用するのがおすすめです。
データのバックアップを取っておく
画面割れによる不具合は多々ありますが、画面が割れてしまった直後であれば操作できるケースも珍しくありません。
その際、後から操作できなくなって慌てることがないように、iPhoneを操作できるうちにデータのバックアップを取っておくことが重要です。データのバックアップがあれば、仮にiPhoneを本体ごと交換せざるを得ない場合でも、大切な画像などを失わずに済みます。
画面割れが軽微であっても、データのバックアップは必ず取りましょう。修理時にデータが消去されるおそれがあるためです。
iPhoneのデータをバックアップするには「iCloud」または「iTunes」を活用します。下記で、それぞれのバックアップ方法について解説します。
iCloudでバックアップを取る方法
iPhoneをはじめ、iOS端末ユーザー向けのデータ保存サービスがiCloudです。メールとデータを最大5Gまで無料でAppleのクラウド上に保存してくれます。
iCloudを利用したバックアップは、下記の手順で行います。
【手動でバックアップする場合】
- Wi-Fiをオンにする
- iCloudを開く
- バックアップを作成する
- バックアップの作成日時を確認する
バックアップ時は多くのデータを送信する可能性もあるため、Wi-Fiの利用がおすすめです。事前にWi-Fiネットワークに接続できているか確認してから、端末の「設定」画面を開き、「ユーザー名」、「iCloud」の順にタップしましょう。
iCloudの画面内にある「iCloudバックアップ」をタップすると、「今すぐバックアップを作成」の項目が表示されます。項目をタップしたらバックアップが始まり、終了するまでiPhoneは操作できません。
バックアップ完了後は、「今すぐバックアップを作成」の項目の下に最後の保存日時が表示されるので、必ず更新されているか確認してください。
手動でバックアップするほか、自動で行う方法もあります。自動でバックアップするための設定方法は、下記のとおりです。
【自動でバックアップする場合】
- 「iCloudバックアップ」をオンにする
- 端末を電源(充電コード)に接続する
- Wi-Fiをオンにする
- 端末の画面がロックされているのを確認する
iCloudバックアップまでの画面操作の手順は、手動で行う場合と同じです。「iCloudバックアップ」がオンになっているか確認してから、iPhone本体を電源に接続します。
Wi-Fiをオンにして端末の画面をロック状態にしておくと、やがて自動でバックアップが始まります。
バックアップ操作を行うとき、まれに『バックアップを完了するにはiCloudストレージの容量が足りません』などの警告が表示されることがあります。ストレージとはiPhone本体ではなく、iCloudの方です。
初期から無料で利用できる5Gのストレージが不足している場合に警告が表示されます。継続してiCloudでバックアップを取りたい場合は、iCloudストレージのアップグレードが必要です。
画面の案内に従ってiCloudストレージの有料ストレージを購入してから、再度バックアップ操作を行ってください。
iTunesでバックアップを取る方法
普段iTunesを利用している方は、PCでもバックアップを取ることができます。iTunesを利用するメリットは、iCloudでのバックアップでは保存できないデータも保存しておけることです。
iCloudではApple storeで購入したAppのデータ、Appの設定などをバックアップできません。iTunesならバックアップできるうえ、機種変更時に手軽にデータを移行可能です。保存先もPCとなるため、iCloudのストレージ上限を心配せずに済みます。
iTunesを利用したバックアップの手順は、下記のとおりです。操作がスムーズに行えるように、あらかじめiTunesのAppをダウンロードして、端末とPCを同期させておきましょう。
- 同期済みのPCにiPhoneを接続する
- PCのiTunesを開く
- iTunesウインドウ左上のデバイスボタンをクリックする
- バックアップを作成する
- データが保存されたか確認する
PCにiPhoneを接続する方法は、USBやUSB-Cのケーブルを使用するほか、Wi-Fiを利用する方法もあります。バックアップを取るときも、普段利用している接続方法で構いません。
PCのiTunesウインドウの左上あたりに表示された、デバイスボタン(iPhoneのイラスト)をクリックします。サイドバー内の「概要」を選び、「今すぐバックアップ」をクリックしたら準備完了です。上部の「バックアップ」と間違えないように注意してください。
バックアップを暗号化したいときは、「<デバイス>のバックアップを暗号化」を選択して、「パスワードを設定」を行います。
バックアップが完了したら、最後はきちんと最新のデータが保存されているか確認しましょう。「編集」メニュー内の「環境設定」から「デバイス」に進むと、バックアップされたデータの情報が表示されます。
バックアップのリストにカギのアイコンが並んで表示されている場合は、暗号化されている状態です。ただし暗号化によるセキュリティ保護を使用するためには、端末がiOS3.0以降にバージョンアップされている必要があります。
iPhoneの画面割れを自力で修理するのはNG!
手先の器用さに自信がある方の中には、画面割れ程度なら自分で直そうと思う方もいるのではないでしょうか。しかし、iPhoneを自力で修理するのはおすすめしません。
まず、iPhoneを自分で修理するとAppleの公式保証制度を受けられなくなってしまう点に留意しなければなりません。
AppleにはAppleCare+という公式の保証制度があります。これに加入している場合、iPhoneを自己修理してしまうと保証期間内であっても保証対象外になってしまうのです。
上記のほかにも自身で修理をしないほうが良い理由はふたつ挙げられるため、下記にてそれぞれ解説します。
失敗するリスクが非常に高い
iPhoneやAndroidなど小さな端末の中には、極小サイズのものを含めて1,000個以上のパーツが使用されています。自分で修理を行うと、関係ないパーツを傷付けたり一部のパーツをなくしたりするおそれがあります。
傷付けたり、なくしたりしたパーツが重要なものであれば、iPhoneの状態がさらに悪化しかねません。自力での修理で実際に多いトラブルは下記のとおりです。
元の状態に戻せなくなってしまった
分解はできたものの、元の状態に戻せなくなってしまったケースも珍しくありません。単純に組み立て手順を忘れたほかに下記の原因があげられます。
- ケーブルを切ってしまった
- 画面を破損してしまった
iPhoneを分解するとき、取り扱いに注意しなくてはならないのが基板から画面につながるケーブルです。自分で修理しようと画面を開封したときに誤ってケーブルを切ってしまうと、端末そのものが動かなくなります。
また、余計な力を加えることで画面をさらに破損してしまうケースも珍しくありません。画面割れの修理のほかにも、バッテリーを自力で交換しようとして画面を破損してしまう方もいます。
不良品のパーツで修理してしまった
個人でiPhoneを修理するときの問題のひとつが「パーツをどこで入手するか」です。基本的に新品かつ正規のパーツ単品を個人で入手することは、ほぼ不可能です。Apple以外のメーカーが製造したiPhoneに使用できるパーツを代用することとなります。
Appleから正規の依頼を受けて製造しているわけではないため、パーツの多くは純正品よりも低品質です。不良品を気付かずに使用してしまえば、iPhoneの表示や操作に影響を与える可能性があります。
オークションサイトや個人のECショップで純正品をうたったパーツが販売されていることもあります。しかし、確実に本物であるとは言い切れないため、購入は避けるべきです。
法律違反にあたる可能性がある
日本国内における自力でのiPhone修理は、法律違反にあたる可能性もあります。iPhoneなどの通信機器は、使用に関して総務省の許可が必要です。
許可された通信機器には証明として『技適マーク』が与えられます。iPhoneやAndroidは、認証を受けることで一般の人が利用できるようになります。
注意点は、端末を分解すると技適マークが抹消されてしまうことです。iPhoneを自分で修理できたとしても、技適マークがない通信機器で電波を利用する行為は違法行為にあたります。そのため、修理を依頼するときも、修理先の業者が登録修理業者に認定されているかを確認する必要があります。
どこで修理する?修理を依頼する際の3つの選択肢
安全性も考慮し、iPhoneの画面割れの修理はプロに依頼しましょう。画面割れの修理を依頼できるプロは、Apple Store、キャリアの修理サービス・正規サービスプロバイダ、修理専門業者の3種類です。
ここでは各業者に修理を依頼するメリットやデメリットをご紹介します。
Apple Store
Apple Storeは、Appleの正規サービスを受けられる直営店です。
2023年2月現在、日本国内にはApple Storeが東京・神奈川・愛知・京都・大阪・福岡に合計10店舗あります。近隣に住んでいる方であれば、直接持ち込んで修理を依頼できます。
修理費用の目安は19,400~56,800円程度、AppleCare+加入の場合は3,700円です。機種や保証に加入しているかどうかで大きく金額が異なるので、Appleの公式サイトで費用を調べてみましょう。
メリット
Apple Storeに依頼するメリットは、下記の3つです。
- 保証対象であれば無償修理が利用できる
- 純正パーツでの修理を受けられる
- iPhoneに関する技術や知識がある
AppleCare+に加入している方は、条件さえ満たせば無償での修理を受けられます。iPhoneに関する知識が豊富な技術者が純正パーツを使用して修理してくれるため、安心感があるのが最大のメリットです。
デメリット
安心してサービスを受けられる一方で、Apple Storeの利用には下記のデメリットもあります。
- 店舗数が少ない
- 修理から返ってくるまでの期間が長い
- データが初期化されることもある
- 故障内容によっては高額となる
前述のとおり、Apple Storeは一部の地域にしかありません。その他の都道府県に住んでいる方にとっては利用しにくいのが現状です。
また、預けてから修理完了までの期間が長くなりやすいのもデメリットです。出張前や旅行前など早めに返却してほしいときは注意しましょう。故障内容によっては、本体交換となってデータが初期化されることもあれば、追加料金がかかり高額となる場合もあります。
キャリアの修理サービス・正規サービスプロバイダ
購入したキャリアのショップや正規サービスプロバイダもiPhone修理を依頼できます。正規サービスプロバイダとは、Appleから正規代理店として委託を受けている業者です。
正規代理店であるため、修理費用の目安はApple Storeと同じく19,400~56,800円程度です(2023年2月現在)。
AppleCare+やキャリア独自の保証サービスなどに加入していると、費用を抑えられます。
メリット
キャリアの修理サービス・正規サービスプロバイダに依頼するメリットは下記のとおりです。
- 近所で手軽に依頼できる
- Apple Storeとそん色ないサービスが利用できる
- AppleCare+の保証を利用できる
キャリアや正規サービスプロバイダの特徴は、全国各地に店舗展開していることです。最寄り駅周辺や商業施設内など、アクセスしやすい場所に店舗があります。
また、いずれも正規代理店のため、AppleCare+の保証などApple Storeで依頼する場合に近いレベルのサービスが利用できます。
デメリット
Apple Storeと比べると修理依頼しやすいキャリアや正規サービスプロバイダにも下記のデメリットがあります。
- 修理から返ってくるまでの期間が長い
- データが初期化されることもある
- 故障内容によっては高額となる
キャリアや正規サービスプロバイダの多くは、あくまで修理受付の窓口に過ぎません。修理は専用の施設(修理センターなど)に送られて行われるため、返却までの期間が長くなりがちです。
Apple Storeに預けた場合と同じ保証が受けられる反面、故障内容によっては本体交換によるデータの初期化や料金が高額になるリスクもあります。
修理専門業者
修理専門業者は、いわゆる「街のスマホ修理専門店」などです。iPhoneやAndroidをはじめ、さまざまな端末の修理を請け負っています。
スマホ修理専門店の修理費用相場は4,000~70,000円程度ですが、機種や店舗によって修理費用が大きく異なるため、利用する修理店のホームページなどで確認しましょう。
メリット
修理専門業者に依頼するメリットは下記のとおりです。
- 近所で手軽に依頼できる・即日修理が可能な場合もある
- データを残したまま修理できる場合も多い
- 正規サービスよりも料金が安いことが多い
修理専門業者も、キャリアや正規サービスプロバイダと同じく、アクセスの良い場所に店舗を構えていることが多いのが特徴です。故障内容やパーツの在庫状況次第によって即日で修理してもらえるケースもあります。
基本的に端末内のデータは残したまま作業してくれるのも修理専門業者の魅力です。Apple Storeなど正規サービスに依頼するときよりも比較的安く修理してもらえるため、費用を抑えたい方にも向いています。
デメリット
料金面も魅力的な修理専門業者ですが、下記のデメリットもあります。
- 店舗によって技術に差がある
- AppleCare+の保証を利用できない
- 正規の保証対象外となる場合がある
修理専門業者の技術や知識は、バラつきがあるのが特徴です。中には技術力が低いにもかかわらず修理を高額で受け付けるなど、悪質な業者もいるため慎重に依頼先を選ぶことが大切です。
また、あくまで非正規のサービスにあたるため、AppleCare+やキャリア独自の保証サービスは利用できません。また、修理専門業者を利用した時点で保証対象としての資格を失うこともあります。
iPhoneの画面割れ修理はスマホステーションへ
AppleCare+に加入していない方や、早く修理して使用できる状態にしたい方は、修理専門業者の利用を検討してはいかがでしょうか。スマホステーションなら、iPhoneの画面割れ修理も受け付けております。
スマホステーションは、iPhoneをはじめ多くのスマートフォンに対応した、スマホ向けのサービス専門店です。総務省認定の「登録修理業者」も取得しており、東京や大阪以外にも中国、九州、四国などに複数の店舗を構えております。
基本的に端末のデータ・設定を消さずに修理を実施しており、修理成功率も99%以上です。
万が一のための安心材料として、最大6か月間の修理保証(使用パーツ・端末状況によって異なる)も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
修理後の画面割れ対策を入念にしよう
画面割れの修理後に今までと同じように使用すると、再び画面が割れてしまうことが考えられます。「せっかく画面を修理したのに、すぐ割ってしまった」という事態を防ぐためにも、入念な対策を施しましょう。
ここでは、iPhoneの画面割れを防止する方法を紹介します。
衝撃に強いケースにiPhoneを入れる
iPhoneの画面割れを防止したいなら、衝撃に強いケースに入れましょう。iPhoneのケースにはいろいろな種類がありますが、とくに前面までカバーできる手帳型おすすめです。
背面のみカバーするケースを使う場合は、ヘリが画面よりも高いもののほうが落下時のダメージを軽減できます。
落下防止アイテムを活用する
画面割れの原因としてとくに多いのが、iPhoneを落としてしまうことです。iPhoneの画面割れを防ぎたいなら、落下防止アイテムも活用しましょう。
スマホリングを使う
落下防止アイテムとして代表的なのがスマホリングです。スマホリングをiPhoneの背面に取りつけて、使用中は指を引っかけておくようにすれば、iPhoneを落としにくくなります。
アコーディオンのように伸び縮みする、スマホグリップもおすすめです。スマホリングと同じくiPhoneの背面に取りつければ指を引っかけられるので、落下を防止できます。
ストラップを使用する
ストラップもiPhoneの落下防止に役立ちます。手首につけるタイプや指につけるタイプなどがあるので、使いやすいものを選びましょう。首から下げるタイプなら、紛失防止アイテムとしても活躍します。
まとめ
iPhoneの画面割れは、場合によってはケガや故障の原因となり、新たなトラブルを生じさせます。もし画面が割れてしまったら放置せず、早めに修理に出しましょう。
iPhoneの画面割れはApple Storeやキャリアの正規サービスに対応してもらうほか、街の修理専門業者に依頼する方法があります。急ぎで対応してほしい方は、直接持ち込める修理専門業者がおすすめです。
また、修理後に再び画面が割れてしまうことがないよう、ケースや落下防止アイテムを活用して対策しておきましょう。
スマホステーションは、iPhoneはもちろんそれ以外のスマートフォンにも幅広く対応しており、経験豊富なスタッフが丁寧に対応します。画面割れをはじめ、iPhoneに関するトラブルなら、まずはお気軽にご相談ください。