スマートフォンをいつもと同じように充電しようとしたら、反応せず充電できないことがあります。充電できないままバッテリー残量がゼロになると、スマートフォンが使えなくなるので非常に困るため何とかしたいものですよね。
今回は、スマートフォンの充電ができない原因と対処法を解説します。
【スマホ】充電できないではなく「増えない」だけかも?
スマートフォンが充電できないのではなく、充電できているのにバッテリー残量が「増えない」だけの場合があります。このようなトラブルの主な原因は下記の3つです。
- バッテリー消費が激しい状態になっている
- 充電器の出力が不足している
- スマートフォン本体が故障している
まずは上記に該当していないかを確認し、充電が「できない」のか「増えない」のかを判断しましょう。
バッテリー消費が激しい状態になっている
バッテリーの消費が激しく、消費速度が充電速度を上回っている場合、バッテリー残量が増えません。バッテリー消費が激しくなる原因としては、アプリや設定などが考えられます。
電池の消費量が多いアプリを起動している
ゲームアプリや動画アプリはバッテリー消費が激しいため、これらのアプリを起動したままだと、充電してもなかなかバッテリー残量が増えないことがあります。
充電しながら電池の消費量が多いアプリを使うとバッテリーが発熱して劣化が進んでしまうため、充電中はアプリを起動しないようにするのがおすすめです。
不要な設定がオンになっている
Wi-Fiや位置情報、Bluetoothなど、バックグラウンドで動く機能をオンにしたままだと、常に接続先を探し続けるのでバッテリーが消費されてしまいます。
アプリのバックグラウンド更新も同様です。この機能をオンにしている間は、アプリを使っていなくても自動で通信して最新の状態に更新するためバッテリーの消費が激しくなります。
Wi-Fiや位置情報は必要なとき以外はオフにする、使用頻度の低いアプリはバックグラウンド更新を停止するなどしてバッテリーの消費を抑えましょう。
充電器の出力が不足している
スマートフォンの充電器はどれも同じと思っている方もいるかもしれませんが、実は製品によって出力可能な電流が異なります。
メーカーが推奨している充電器以外の非純正品でチャージすると、出力不足でなかなかバッテリー残量が増えないことがあります。そのため、純正品やメーカー推奨のものを使用しましょう。
また、急速充電対応のスマートフォンでも、充電器自体がこの機能に対応していないと充電速度が遅くなります。スピーディーに給電したい場合は、急速充電に対応している充電器を使いましょう。
スマホ本体が故障している
スマートフォン本体の故障により、充電してもバッテリー残量が増えないケースもあります。故障診断アプリでチェックするのも良いですが、スマートフォンの故障に自力で対処するのは困難です。携帯キャリアやメーカー、専門の修理業者に相談するのがおすすめです。
また、スマートフォン本体ではなく、バッテリーが劣化していて充電が増えなかったり、フル充電してもすぐにバッテリー残量が減ってしまったりすることもあります。この場合も上記と同じようにスマートフォンのプロにバッテリーを交換してもらいましょう。
スマホを充電できない原因
バッテリー残量が増えないのではなく、まったく充電ができないケースもあります。この場合に考えられる主な原因は下記の7つです。
- 充電ケーブルの不具合
- アダプタの故障
- 本体の充電口の詰まり
- ソフトウェアの不具合
- バッテリーの過度な放電
- 本体のフリーズ
- 本体の温度上昇
このようなトラブルに適切に対処するには、その原因を突き止める必要があります。上記の内容を詳細に解説するため、当てはまるものがないかチェックしてみてください。
充電ケーブルの不具合
充電ケーブルが断線していたり、コネクタが破損していたりすると充電ができなくなります。スマートフォンが充電できないときは、まず充電に関わるパーツが不自然に曲がっていたり、割れたりしていないかを確認しましょう。
また、コネクタが汚れていて、スマートフォンが充電ケーブルを認識できないケースもあります。状態を確認する際は、汚れのチェックもあわせて行いましょう。
アダプタの故障
コンセントに電源アダプタを挿して使うタイプの充電器を使っている場合は、電源アダプタそのものに不具合が起こっていたり故障したりしていて充電できなくなっていることも考えられます。
また、そもそも電源アダプタがコンセントにきちんと挿し込まれていないこともあります。
本体の充電口の詰まり
スマートフォンの充電口に、汚れやゴミ、繊維などの異物が詰まっておりiPhoneが充電器を認識できていないこともあります。
充電器に問題がなさそうなのにバッテリーチャージができない場合は、充電口に何か入り込んだりしていないかを調べてみましょう。
ソフトウェアの不具合
スマートフォンのソフトウェアに不具合が生じて充電できなくなるケースもあります。OSのバージョンが古いと不具合が起こりやすいので、下記の手順で最新のシステムになっているかどうかを確認しましょう。
- スマートフォンの「設定」を開く
- 「端末情報」を開く
- 「Androidバージョン」でOSのバージョンを確認する
また、インストールしたアプリが原因で、ソフトウェアの不具合が生じることもあります。アプリをインストールした直後に充電できなくなった場合は、スマートフォンをセーフモードで起動してみましょう。
セーフモードとは、スマートフォンのアプリを動かさずに工場出荷状態で立ち上げる機能です。この方法で充電できる場合は、アプリの影響で充電ができなくなっていると判断できます。セーフモードの起動手順は下記です。
- デバイスの電源を切る
- 電源ボタンを押して、デバイスの起動が開始されたら音量を下げるボタンを押し続ける
機種によっては手順が異なる場合があるので、使用中の機種の取扱説明書などを確認してみましょう。
バッテリーの過度な放電
スマートフォンのバッテリー残量がゼロの状態で長期間放置していると、バッテリーが過放電状態になって充電できなくなります。過放電とは、バッテリーが電気を放出しすぎた状態のことです。
バッテリー内が空っぽの状態なので、充電を開始してもなかなか充電が開始されません。また、放置している間にバッテリーの寿命が来て、充電できなくなっていることも考えられます。
本体のフリーズ
スマートフォン本体がフリーズすると、充電できなくなることがあります。フリーズ中は充電できなくなるだけでなく、スマートフォンの操作そのものができなくなるため、すぐに気づくことができるはずです。
本体の温度上昇
ゲームや動画アプリなどの高負荷なアプリを長時間立ち上げていたり、充電しながらスマートフォンを使ったりすると本体が熱くなることがあります。
スマートフォンには、本体が高温になると発熱による故障から守るために、さまざまな操作を制限する機能が搭載されているため、一時的に充電もできなくなります。
スマホを充電できないときに自分でできる対処法
スマートフォンが充電できなくなると、いずれバッテリー残量がゼロになって使えなくなってしまいます。
必要なときに使うことができず困ったことになる前に、ここで紹介する対処法で問題が解決するかどうかを試してみましょう。
充電ケーブルやアダプタを替える
充電器に何らかの問題があると考えられる場合は、充電ケーブルやアダプタを別のものに取り換えて、再度充電できるか試してみましょう。充電器を交換するだけで充電できるようになる場合は、充電器側に何らかの問題があると判断できます。
充電ケーブルやアダプタがきちんと挿し込まれておらず、接触不良を起こしていることもあるので、すべてきちんと接続されているかどうかも確認してみてください。
充電口を掃除する
充電口に汚れや異物が入り込んだことが原因でスマートフォンが充電できなくなっている場合は、充電口を掃除してキレイにしましょう。
充電口の掃除方法はメーカーによって異なりますが、基本的には充電口内部に何かを入れるのはおすすめできません。
清掃の際には綿棒や乾いた柔らかい布などを使ってください。爪楊枝やピンセットなどで掃除すると、内部の端子を傷つけて故障してしまうため推奨しません。
どうしてもという場合は自己責任で内部まで掃除しても構いません。ただし、その結果内部が傷ついて故障した場合は補償が受けられなくなる場合があります。内部清掃をしっかりと行いたい場合はメーカーや修理店などに相談し、プロに任せることがおすすめです。
ソフトウェアを最新の状態にアップデートする
ソフトウェアが古い状態のままでスマートフォンを使っている場合は、ソフトウェアを最新のバージョンにアップデートするだけで充電できるようになる場合があります。ソフトウェアのアップデートの手順は下記です。
- スマートフォンの「設定」を開く
- 「システム」を開く
- 「ソフトウェア アップデート」を押す
また、ソフトウェアの一時的な不具合が原因の場合は、下記の手順でデバイスを再起動すると改善するケースがあります。
- 電源ボタンを長押しする
- 「再起動」のメニューが表示されるのでタップする
なお、機種によってはアップデートや再起動の手順が異なる場合があるので、使用中の機種の取扱説明書などで手順を確認してみましょう。
充電器に接続したまま様子を見てみる
バッテリーの過放電が原因と考えられる場合は、充電器に接続したまましばらく様子を見ましょう。
何時間待っても充電が開始されないときや、バッテリー残量がゼロの状態で長時間放置していた場合はバッテリーが劣化していると考えられます。
この場合はデバイスが起動できないことが多いですが、仮に起動できても念のため修理店に相談してみましょう。バッテリーが劣化していると、一時的な改善がみられたとしても、すぐに充電できない状態になってしまうことがあるためです。
本体を強制的に再起動する
ソフトウェアの一時的な不具合で充電できない場合は、デバイスの再起動で改善することが多いです。ただし、フリーズしていて再起動さえできないときがあります。
このようなときは強制再起動を試してみてください。下記にて機種別の強制再起動の手順を解説します。
なお、同じメーカーのデバイスでも機種によっては手順が異なる場合があるので、下記の手順で強制再起動できない場合は取扱説明書などを確認してみてください。
Xperia
Xperiaの強制再起動の手順は下記のとおりです。
- 電源ボタンと音量を上げるボタンを同時に8秒間長押しする
- デバイスが3回振動したら手を放す
- 電源ボタンのみを長押しする
HUAWEI
HUAWEIは次の手順で強制再起動できます。
- 電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に10秒長押しする
- 画面が消えたら手を放す
- 電源ボタンのみを長押しする
Galaxy
Galaxyは下記の手順で強制再起動しましょう。
- 電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に7秒長押しする
- 画面が消えたら手を放す
- デバイスが自動的に起動するのを待つ
AQUOS
AQUOSの強制再起動の手順は下記のとおりです。
- 電源ボタンを8秒以上長押しする
- デバイスが振動したら手を放す
- 電源ボタンを長押しする
本体の温度を下げる
スマートフォンが熱くなりすぎて充電できなくなっているときは、本体を冷ますことで充電できるようになります。充電器を外して電源を切り、屋内や日陰などの涼しい場所に置いて自然に温度が下がるのを待ちましょう。
このとき、早く冷やすために、冷蔵庫に入れたり保冷剤を使ったりしてはいけません。急激に冷やすと、スマートフォン内部に結露が生じて故障してしまいます。
改善されないときは故障かも。修理を検討しよう
紹介した対処法を試しても問題が改善されない場合は、本体の故障やバッテリーの劣化などが原因と考えられます。このような問題は自分で対処するのが難しいため専門の修理店に相談することがおすすめです。
スマートフォンが充電できず困っている方は、ぜひスマホステーションにご相談ください。
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まとめ
スマートフォンの充電ができない原因は、充電器の故障やソフトウェアの不具合、バッテリーの過放電などさまざまです。一見、充電できないと思っても、実際は充電できないのではなく、バッテリーの消費が激しいことなどが原因で充電してもバッテリー残量が増えないケースもあります。
まずは充電できない原因を探し、原因に応じた対処法で解決できるかどうかを試してみましょう。
対処法を試しても症状が改善しない場合は、スマートフォンの故障やバッテリーの劣化が原因と考えられます。スマートフォンの故障やバッテリーの劣化の場合は自分で対処するのは難しいので、修理店に相談してみてください。
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