2014年の冬は、雪が多いですね。
市街地に雪が降らなくても、冬になるとスキーやスノーボードといったウインタースポーツで雪に接する機会が多くなるんじゃないでしょうか?
スマホを使用している時に、あやまって雪の上に落としてしまったという経験はないでしょうか?
落としただけなので、大丈夫かと思いますが、雪の場合、スマートフォンが水没してしまう可能性があります。
そんな緊急事態に対応する5つの応急処置をiPhone修理のプロであるスマホステーションがご紹介します。
もしもの時に、役に立ちますので覚えておいていただけると幸いです。
1.まわりについた雪を払う
真っ先に行うことですが、雪は、温かくなると溶けます。
・・・すみません。当たり前ですよね。
溶けると、水になるので、それが、iPhoneの内部に入って水没します。
落とした状況から、それ以上悪くならないために真っ先に雪を払います。
雪の払い方ですが、下記の順序で行ってください。
(1)エアーダスターなどで吹き払う
なければ、最悪、息でもいいですが、まずは、空気で吹き払うようにしてください。
いきなり、タオルなどで拭いてしまうと、返って、雪を内部に押し当ててしまう可能性があります。
(2)受話スピーカー、ヘッドフォンなどの穴が開いている部分をテープでふさぐ
内部に入る可能性のある部分を(1)で吹き払い、その後にテープで穴をふさぎます。
(3)吸水性の高い布で拭き取る
手ぬぐいなどが良いと思いますが、吸水性の高い布で拭き取ってください。
ない場合は、ティッシュなどでも構いませんが水気を残さないようにしっかりと拭き取ってください。
2.電源スイッチをOFFにする
まず、真っ先に行うことが電源をOFFにすることです。
雪の上に落としてしまった場合、スマートフォンの中で電気がショートし続けいています。
下手をすると基板が壊れてしまって、二度とスイッチが入らないなんてことがあります。
ただ、水没をすると、タッチパネルが反応しなくなってスイッチが切れないなんて時があります。
その時は、電源ボタンとホームボタンを5秒ほど長押しをすると強制終了します。
この時に気を付けていただきたいのは、そのまま、長押しするとまた、スイッチが入ってしまうので、画面が消えた時に電源ボタンからすぐに手を放すようにしてください。
3.電源コネクター(充電端子接続部)を掃除する
こちらは普段から実施した方が良いのですが、むき出しの電源コネクターには埃がたまっています。
気づかずに充電をしてしまうと湿っている埃に電気が走り、ショートしてしまうなんてことがあります。
また、湿っているものが端子部分に常についているのもよくありません。
掃除する方法は、爪楊枝などの金属製でない先がとがったもので、突っついてみます。
爪楊枝が端子に当たらないように気を付けてください。
爪楊枝が太い時は、カッターやハサミで少し細くしてください。
縦に半分ぐらいに切れば、十分に使えると思います。
電源コネクター部分には、真っ黒で良くわからないと思いますが、結構、埃がたまっていることがあります。
大きな埃をすべてとったら、エアーダスターなどで吹きかけます。
4.SIMカードを取出して乾燥剤と一緒にビニールに入れる
iPhoneは防水モデルではないですが、それでも密封度が高く、雪や水が入ってしまうと一週間ぐらいずっと濡れているなんてことがあります。
通常の、イヤホンジャックやスピーカーなど、穴の開いている部分がありますが、意外とiPhone内部と直接つながっていないので、そこからだと、なかなか乾燥しません。
ところが、SIMカードの差し込み部分は、直接、内部とと長っているので効果的です。
よく、水没などの対策で、ジップ付ビニール袋に入れて乾燥させるとありますが、SIMカードを抜いてからの方が効果的なのでお試しください。
5.パネルを開けてドライヤーで乾燥させる
これは、できる方のみが行っていただきたい作業ですが、パネルを開けて乾燥させるのが一番効果的です!
実は、iPhoneのパネルを開けるぐらいでしたら、それほど難しくはありません。
充電端子の両脇の星形の専用ネジを外せば取り外せます。
iPhone4とiPhone4sは、星形ネジを外したら、バックパネルを上方向にスライドさせれば外せます。
iPhone5とiPhone5sとiPhone5cは星形ネジを外したら、液晶パネルを持ち上げて外すことができます。
▼お問合せ先
ドライヤーは、少し離れたところから触れる程度の熱さになるまで吹きかけます。
ドライヤーの使用後に、パネルを開けたまま、3~4時間程度放置していただくと、しっかり乾燥すると思います。
雪の上に落とした以外に、水没したときなどのトラブルには、この方法がもっとも効果があると思います。
ただし・・・製造メーカー以外の人が、iPhoneを開けてしまうと保証対象外になることがありますのでくれぐれもご注意ください!!
雪の上に落とした時は、まずは、その雪が溶けて内部に入らないように気を付けてください。
もしもの時は、いつでも遠慮なくご相談ください。