Androidのスマートフォンを使用中に突然電源がつかない状態になると、不安になってしまいます。いくつかの原因が考えられるため、落ち着いて自宅でできる対処法を試してみてください。
今回はAndroidのスマートフォンの電源がつかない原因を解説しながら、対処法をご紹介します。

【まずはこれ!】電源がつかないときの対処法
Androidのスマートフォンの電源がつかないと慌ててしまいますが、故障だと考えるのは早計です。一時的なエラーを起こして、フリーズしているだけという可能性もあります。
修理店に駆け込む前に、自宅でできる対処法で改善を目指しましょう。
強制再起動
Androidに限らず、スマートフォンでトラブルが起こったときにまず試したいのは再起動です。
スマートフォンの電源がつかない場合でも、とりあえず強制再起動を行ってみましょう。
強制再起動のやり方は機種ごとに異なるため、メーカーの説明書の確認が必要です。一般的には次の方法で再起動ができるので、試してみてください。
- 電源ボタンを10~30秒以上長押しする
- 数秒おいてから電源ボタンを押し、再起動する
一部の機種では、リセットボタンを押して再起動します。リセットボタンはSIMカードスロットの横にあることが多く、非常に小さいボタンです。シャープペンのペン先や爪楊枝などを使って押すと良いでしょう。
スマートフォン本体に異常がない場合のみ可能ですが、Androidのスマートフォンの場合は、PCを使って強制再起動することもできます。次の手順で試してみてください。
- PCを起動した状態で、USBケーブルでスマートフォンへ接続する
- PCに接続した状態で、スマートフォンを15分充電する
- スマートフォン側のUSBケーブルをいったん外し、10秒以内に再度接続する
- 今度は30分間、そのままの状態で充電する
- 時間が経過したら電源ボタンを5秒以上押してから指を離す
- 画面に「再起動」が表示されたらタップして再起動する
- 「再起動」が表示されない場合は、電源ボタンを30秒以上長押しして再起動する
充電ができているのか確認する
意外な盲点ですが、充電量が不足していて電源がつかないケースもあります。電源がつかないときはいったん冷静になって、正常に充電できているか調べてください。
バッテリーランプがついているスマートフォンであれば、ランプの点灯をチェックしてください。ケーブルとスマートフォンをつないだときにランプが点灯すれば、正常に充電が行われています。バッテリーランプがない場合は、本体の温度が上がるかで確認しましょう。
充電できていない場合は、電源アダプターやケーブルに破損がないかチェックしてください。
予備の電源アダプターやケーブルに変えて充電してみれば、スマートフォンに異常があるかどうかがわかります。念のため、充電の確認にはメーカー純正の電源アダプターやケーブルを使いましょう。
【それでもダメなら】原因別の対処法

強制再起動や充電状況を確認してもAndroidのスマートフォンの電源がつかない場合は、原因に応じた対処が必要です。
不具合が起きる原因がないか、スマートフォンの使い方も見直してみてください。
スマートフォンを落とした
スマートフォンを落とすと衝撃でタッチパネルが故障し、電源がついていないように見えることがあります。この場合、画面は映らなくても本体が起動しているので、次の手順で動作を確認してください。
- 電源ボタンを押し、起動している状態にする
- 起動するのに時間がかかるため、2分程度時間をおいてから、ほかの携帯や電話機を使って、スマートフォンに電話をかける
- 着信音やバイブレーションがあるか確認する
電話が鳴る場合はタッチパネルの故障が原因だと判断できるため、早めに修理に出してください。
電池パックやSIMカード等の接触不良
最近スマートフォンを落とした、電池パックやSIMカードを入れ直した場合は、接触不良が原因で電源が入らないことが考えられます。
電池パックやSIMカードを入れ直して、接触状態を改善しましょう。入れ直して1分程度待ってから電源ボタンを押すと、起動できます。
カードスロットに入り込んだホコリや電池パックに付着した汚れで接触不良が起きるケースもあるため、掃除をしてから入れ直しましょう。
インストールしたアプリが原因
最近なんらかのアプリをインストールした場合は、アプリが原因でスマートフォンの電源が入らない可能性もあります。覚えがある場合は、いったんセーフモードにしてみてください。
セーフモードにすると一時的な初期化が可能になり、原因究明しやすくなります。切り替え方は機種ごとに異なるため、メーカーの説明書を確認して対処しましょう。
スマートフォンに搭載されている近接センサーが誤作動
液晶保護フィルムを使っていると、まれにスマートフォンに搭載されている近接センサーが誤作動を起こし、画面が真っ暗になることがあります。液晶保護フィルムを一度はがして動作を確認してください。
この場合は、近接センサーが作動したことで、電源がつかないように見えるのです。保護フィルムをはがした状態で正常に起動すれば問題ないため、別の保護フィルムを使いましょう。
ソフトウェアのトラブル
Androidのソフトウェアになんらかのトラブルが起き、電源がつかないケースもあります。
この場合はリカバリーモードでスマートフォンを起動し、初期化すれば改善する可能性があります。ただし内部のデータもすべてリセットされるため、バックアップがとれているか確認してください。
リカバリーモードの切り替え方は、機種によって異なります。メーカーの取り扱い説明書を参考に対処しましょう。
スマートフォン本体の帯電
Androidスマートフォン本体の帯電やバッテリーに問題があり、電源がつかないケースもあります。
本体から電池パックを取り外し、30分ほど放電すれば問題が改善するため、試してみてください。電池パックの接続部分の汚れは接続不良の原因になるため、入れ直す前に乾いた布や綿棒を使って拭き取りましょう。
電池パックが異常に膨らんでいる場合は、バッテリーが劣化している可能性があります。劣化した電池パックを使い続けると本体に不具合がでるため、早めに電池パックの交換を検討してください。
どれを試してもダメなら修理が必要かも

強制再起動や原因に応じた対処法を試してみても、Androidのスマートフォンの電源がつかない状態が解消できない場合は、修理に出すことも検討してください。
原因が特定できなかったり、ご紹介したような対処を行っても症状が改善しなかったりする場合は、スマートフォンのロジックボードなどのハードに問題が発生している可能性があります。そのまま使い続けているとさらに悪化するリスクがあるため、早めにプロを頼りましょう。
スマホステーションであれば、Androidのスマートフォンの修理もお任せいただけます。スマートフォンを毎日使用しているから長期間修理に出すことは難しい、といった方も、即日対応が可能ですのでご安心ください。
また、Androidのスマートフォンの修理実績も多数あり、幅広い機種、あらゆる症状への修理もリーズナブルな価格設定にて対応させていただきます。
そして、お客様のデータを第一に考えています。バックアップが心配という方も、データはそのままの状態で修理を行いますので、安心してお任せください。
電源がつかないときだけでなく、電池の交換といった身近な修理にも丁寧に対応いたします。駅チカ約5分で、アクセスも良好です。Androidのスマートフォンのことでお困りなら、まずはお近くのスマホステーションにご相談ください。
まとめ
Androidのスマートフォンの電源がつかないと、故障を疑って不安になりますよね。意外と簡単なセルフメンテナンスで改善できるケースも多いため、ぜひチャレンジしてください。
ただし、落下やバッテリーの劣化といった明らかな原因がある場合や、原因が特定できない不具合は、修理が必要です。身近な修理店に依頼をして、早めの改善を目指しましょう。

