話しかけるだけで、iPhoneの操作をサポートしてくれるSiriは、非常に便利なツールです。Siriを活用していて、ある日突然、なんの反応もしなくなったとなれば、iPhoneの異常ではないかと心配になる方も多いでしょう。
今回は、Siriが反応しなくなって困っている方へ、異常の原因を探る方法とおすすめの対処法を紹介します。
Siriが反応しない!3つの原因とは
Siriが突然反応しなくなったとき、真っ先にSiriの機能そのものに異常が出たのでは、と疑いたくなりますが、必ずしもツールの問題とは限りません。Siriが反応しないとき、主にあげられる原因は次の3つです。
- ・設定がSiriに対応できていない状態
- ・接続の問題やエラーの発生
- ・集音マイクの故障
それぞれの異常の特徴について解説していきます。
設定がSiriに対応できていない
まず疑うべきポイントは、Siriの設定がオフになっていることです。Siriを初めて使用する方はもちろん、機種変更や端末の初期化、OSの更新などなんらかのきっかけで端末設定が変更されている可能性があります。
また、Siriの設定はきちんとできていても、節電モード中や「常に聞き取る」機能がオフになっていると反応しないことがあります。
端末そのものが古い場合も、Siriの設定が正常に反応しない原因のひとつです。Apple公式では、現在iPhone 6s以降やiPad Air(第3世代以降)などの端末に対応している(2021年11月現在)とアナウンスされています。古い端末を使用している方は、本体の設定に加えて端末そのものがSiriに対応しているかどうかも確認してみてください。
接続の問題やエラーが発生している
次に確認したいポイントが、ネットワーク接続の問題やエラーが発生していないかどうかです。
ネットワーク接続になんらかの問題が発生していると、Siriはインターネット上で最適な回答を得ることができず、正常に反応できません。一度、ネットワークを再接続してみましょう。
また、端末本体の年式と同じく、iOSのバージョンもSiriが反応しなくなる原因のひとつです。特に古い端末を使用していたり、中古で購入したりした場合は、搭載されているiOSが旧バージョンのままとなっている可能性があります。
集音マイクが故障している
設定やiOSのバージョンに問題がなくても、物理的な故障が生じているとSiriが反応しないことがあります。Siriが反応しない場合で多いのが、集音マイク(広域マイク)の故障です。
Siriは集音マイクでユーザーの声を拾っています。集音マイクが故障していれば音声が正常に認識されないため、本体の設定やiOS更新を行っても機能は正常に反応しません。マイクの異常を直すためには、まず集音マイクの修理が必要です。
Siriが反応しないときの対処法
上記のとおり、Siriが反応しないときの原因は本体が古かったりiOSが最新の状態ではなかったりする場合もあれば、ネットワーク接続や集音マイクの異常もあげられます。事前にSiriが反応しない原因を探ったうえで、適切な対処を行うことが大切です。
次は、Siriを直すための具体的な対処法を紹介します。
Siriに対応した設定を行う
端末の設定に原因がある場合は、Siriに対応した設定を行うことで解決できることがあります。目的別の大まかな設定の手順は、以下のとおりです。
Siriの機能を有効にする設定
- 1.設定から「Siriと検索」を開く
- 2.「”Hey Siri” を聞き取る」「ロック中に Siri を許可」をオンにする
設定で「Siriと検索」を開いた後は、「”Hey Siri” を聞き取る」「ロック中に Siri を許可」のふたつの項目がオンになっているか確認しましょう。オフになっている場合は、オンに切り替えてください。
「”Hey Siri” を聞き取る」をオンにしたら「”Hey Siri” 設定」画面で「続ける」ボタンをタップして、表示されたコマンドを読み上げることで音声認識の設定を完了させます。
その他(特定の状況でのみ反応しない場合など)
デフォルト設定では、端末を伏せて置いているときなど、特定条件下ではSiriが反応しないようになっています。そのようなときは、設定で以下の操作を試してみてください。
- ・低電力モードをオフにする
- ・「”Hey Siri” を常に聞き取る」をオンにする
Apple WatchなどiPhone以外の端末では反応しないというときも、端末の設定を見直してみましょう。
再起動/アップデートやネットワークリセットを行う
なんらかのエラーが発生しているときや、設定を変更した後は、再起動を試してみると正常に戻ることがあります。とくに一時的に発生しているエラーの多くは、再起動で改善が期待できます。
ソフトウェアは最新のバージョンにアップデートしておきましょう。ソフトウェアの更新には、不具合の調整が盛り込まれていることも多く、アップデートすることで従来のトラブルが解消されるケースは珍しくありません。
他には、ネットワークのリセットを試してみる方法もおすすめです。以下の手順でネットワークをリセットしてみましょう。
- 1.設定の「一般」を開く
- 2.「リセット」をタップ
- 3.「ネットワーク設定をリセット」をタップ
- 4.iPhoneなど端末のパスコードを入力する
- 5.確認画面で再度「ネットワーク設定をリセット」をタップ
ネットワーク設定のリセットが完了すると、自動で再起動されます。Wi-Fiを使用している場合は、改めてWi-Fiなどネットワークの設定を行ってください。
マイクの修理をしてもらう
Siriが反応しない原因が集音マイクの故障にある場合は、端末の設定を変えるだけでは症状が改善されません。業者に修理を依頼しましょう。修理店に依頼する場合は、集音マイクのある「フロントカメラパーツ」を交換する方法が一般的です。
集音マイクの故障はSiriが反応しないだけではなく、撮影した動画に音が入らなかったり、スピーカー通話ができなかったりと、さまざまな弊害が発生するリスクがあります。そのため、気付いた時点で早めに対処しましょう。
集音マイクの故障をチェックするときは、一度動画を撮影して音声を確認する方法がおすすめです。フロントカメラで撮影した動画に音が入っていない場合は、フロントカメラの集音マイクが故障している可能性があります。
Siriが反応せずお困りの際は専門業者に依頼
Siriが反応せず、端末の設定を変えたりソフトウェアの更新を行ったりしてみても症状が改善されない場合は、専門業者にチェックや修理を依頼しましょう。公式のサービスでは、預けてから手元に届くまでの期間が長すぎると不安な方は、街の修理業者がおすすめです。
パーツ交換修理なら最短即日で完了
街の修理業者なら、パーツ交換程度で済む修理なら、最短即日で完了します。店舗にある程度のパーツ在庫を常備しているため、故障箇所に該当するパーツの在庫があれば、即日最短30分程度で修理可能です。
iPadの場合は、最短翌日のお渡しとなります。ただし依頼する店舗や対応時の混雑状況によって、対応時間は多少異なるため、故障に気付いた時点で早めの持ち込みがおすすめです。
データそのままで修理対応可能
iPhoneに限らず、電子端末を預けるときに多くの方が心配するのが、データを削除されてしまうリスクです。
「スマホステーション」ではデータを消さずに修理が可能で、バックアップを取る必要がありません。フロントカメラのパーツ交換も、上記のとおり即日最短30分程度、iPadは最短翌日でお渡しできます。(※混雑状況や在庫状況により異なる場合もあります)
他にも画面割れ、水没復旧、充電口パーツの交換など、さまざまな症状に対応しております。「気になる異常があるけれど修理で何日も待たされるのは困る」「パーツだけ交換してほしい」など、スマートフォンのトラブルでお困りの方は、一度スマホステーションにご相談ください。
まとめ
Siriが反応しないとき、必ずしも故障しているとは限りません。まずは設定や端末のiOSのバージョン、ソフトウェアの更新状況などを確認してみましょう。
手を尽くしても直らない場合は、集音マイクなど故障している可能性があります。スマホステーションなら、パーツ交換で直る場合は即日最短30分から、スピーディーな対応が可能です。
急いで直してほしい方や、故障なのかどうか分からないという方は、ぜひ一度スマホステーションにご相談ください。