動きが悪い状況が続いているのには、何か原因があるかもしれません。
今回は、スマホの動作が遅くなったときに自分でできる対処法を紹介します。対処法を実行して、スマホを快適に使いましょう。
目次
スマホの動作が遅くなる原因
「動きがカクカクする」「タップしても反応が悪い」など、スマホの動作が悪いとストレスに
つながります。頻繁に使うスマホだからこそ、快適に使いたいものです。
まずは、スマホの動作が遅くなる原因を探っていきましょう。主な原因として、次の2点が挙げられます。
ストレージとメモリの容量が不足している
写真や動画、音楽などスマホに保存しているデータが多く、ストレージ(データをしまっておく場所)がいっぱいになっているのが原因ということがあります。スマホ内のストレージをどのくらい使っているかを確認し、空き容量が1GB以下の場合は注意してください。
最近ではスマホでも高解像度な写真や動画が撮れる一方で、そのぶんデータ量も大きくなり、ストレージ内を圧迫しやすい傾向にあります。
また、スマホで音楽を聴くために曲をダウンロードしている方も多いでしょう。音楽データもストレージをいっぱいにしてしまう要因のひとつです。

本体もしくはバッテリーの物理的な不具合
ストレージやメモリは十分にあるのに動作が遅い場合、本体やバッテリーに問題がある可能性があります。
たとえばスマホ本体やバッテリーが故障していたり、劣化していたりするケースが考えられます。また、古い機種の場合は最新のOSやアプリにスペックが追いつかず、対応できていないことが原因のことも少なくありません。
スマホは電子機器のため、いくら丁寧に扱っていたとしても、バッテリーの寿命が少なくなるなど経年劣化は避けられません。この場合は、買い替えも視野に入れて対処しましょう。
動作が遅くなったときの対処法は4つ
次は、スマホの動作が遅くなったときの対処法について紹介します。自分でできる簡単な対処法ばかりなので、試してみてください。
1.保存されているデータを整理する
スマホに保存している写真や動画などのデータを整理しましょう。この場合、見返すことのない過去のデータは削除するのがおすすめです。
ストレージ内をチェックすると、どのアプリにどの程度の容量を使っているかチェックできるため、参考にすると良いでしょう。
スマホの容量を圧迫してしまっているものの、消せるデータがないという場合は、パソコンへ移行させたり、SDカードに保存したり(Android端末のみ可能)する方法が一般的です。
また、クラウドサービスに保存するというのもおすすめです。Google ドライブやDropbox、iCloudなどのクラウドサービスを使えば、インターネット上にデータを保存でき、スマホの空き容量を圧迫することなくいつでも閲覧することが可能です。
万が一、スマホの故障などでデータをなくしてしまった場合も安心です。ぜひ普段から活用してみましょう。
2.起動しているアプリを終了する
アプリがいくつも起動している場合、メモリ不足を引き起こして、スマホの動作を遅くしてしまっていることがあります。
これは、画面上にはアプリが起動しているように見えなくても、バックグラウンドで通信したり処理していたりするためです。このような場合、アプリを終了させることで、遅くなったスマホの動作が改善できることがあります。

バックグラウンドで起動しているアプリを終了させる方法は以下の通りです。
■Androidの場合1.右下にある四角のアイコンをタップ
2.起動しているアプリ一覧が表示される
3.表示アプリをひとつずつ上にスワイプして完了
■iPhoneの場合
1.ホームボタンをすばやく2回押す
(iPhone X以降は画面したから中央へスワイプして止める)
2.起動しているアプリ一覧が表示される
3.表示アプリをひとつずつ上にスワイプして完了
とくに動画やゲームなどの重いアプリは負荷がかかりやすく、スマホの動作に影響を与えやすい傾向にあります。普段から定期的に起動しているアプリを終了するよう、習慣づけておくと良いでしょう。
3.溜まったキャッシュを削除する
SafariやChromeなどのWebブラウザで検索や閲覧を行うと、キャッシュと呼ばれる情報が一時的に保存されます。このキャッシュを削除することで、動作が改善されるケースもあります。
キャッシュは、次回ブラウザを使用する際に効率よくデータを読み込むための機能です。しかし便利な一方で、キャッシュを蓄積しすぎるとスマホの動作に影響を与えることも少なくありません。こまめに削除しておくと良いでしょう。
溜まったキャッシュを削除する方法は以下の通りです。
■Androidの場合
1.「設定」→「アプリと通知」→「○個のアプリをすべて表示」
2.キャッシュを削除したいアプリをタップ
3.「ストレージとキャッシュ」もしくは「ストレージ」をタップ
4.「キャッシュを削除」をタップして完了
■iPhoneの場合
1.「設定」→「Safari」をタップ
2.「履歴とWebサイトデータを消去」をタップして完了
キャッシュを削除することで、一時的にブラウザでのデータ読み込みに時間はかかるようになりますが、それは蓄積された以前の情報が消えたためです。とはいえ、Wi-Fi環境ではストレスになるほどではありません。
また、画像などのデータが消えることはないため安心してください。
4.OSを最新にアップデートする
最新版のOSでは、動作が重いなどの不具合が改善されている場合があります。
スマホが以前のバージョンのOSのままであれば、最新版にアップデートすることで動作状況が改善する可能性があります。
OSをアップデートする方法は以下の通りです。
■Androidの場合
1.「設定」→「システム」→「詳細設定」をタップ
2.「システム アップデート」をタップして完了
■iPhoneの場合
1.「設定」→「一般」
2.「ソフトウェア・アップデート」をタップして完了
また、OSを最新版にアップデートすることで、動作だけでなくセキュリティ面も向上します。時間がかかり、少し面倒なアップデートですが、安全にスマホを使用するためにも、できるだけ最新版にアップデートしておくことをおすすめします。
対処法を試しても改善しないなら専門家に診てもらおう
ここまでスマホの動作が遅い場合に効果的な対処法を紹介してきました。しかし、いずれの方法でも効果がない場合には、専門家に原因を診断してもらうのがおすすめです。
スマホの動作が遅くなると、不便なだけでなく処理機能が常にフルで働いている状態となり、内部劣化が進みやすくなってしまいます。放っておくとさらなる動作不良や故障につながるケースもあるので注意が必要です。
正規店に修理してもらうという方法もありますが、数日~数週間かかる場合もあります。
スピーディーに診断・修理したいなら、街のスマホ修理店が便利です。
とはいえ、店によって技術やサービス、知識に差があるので、慎重に修理業者を選ぶことが大切です。
スマホステーションは、国が定める厳しい基準をクリアした「総務省登録修理業者」なので、質の高い修理サービスを提供できます。動作が遅くなる現象以外にも、スマホのさまざまなトラブルに対応しており、最短で即日修理完了も可能です。
また、お近くに店舗がない場合は郵送で修理対応が可能ですので、お気軽にご相談ください。
グループ全体の修理実績は100万台という豊富な経験にもとづき、iPhone・Android、最新機種から古い機種まで何でも対応いたします。
スマホの動作が遅い、鈍いなどのトラブルで困ったら、ぜひスマホステーションへご依頼ください。
今回紹介した対処法で改善できない場合は、お近くの修理店で診断してもらい、必要であれば修理を依頼すると良いでしょう。